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男子テニスツアーのクラロ杯(アルゼンチン/ブエノスアイレス、賞金総額49万3670ドル、クレー)は20日、シングルス1回戦残り4試合が行われ、2008年の今大会チャンピオンであるD・ナルバンディアン(アルゼンチン)がC・ベルロク(アルゼンチン)との同胞対決を6-3, 2-6, 6-3のフルセットで制し、2回戦へ駒を進めた。
昨年ナルバンディアンは、腹筋の怪我により8月以降試合に出場しておらず、今季も先週行われたブラジル・オープンまで大会に出場していなかった。約半年ぶりとなるブラジル・オープンで見事決勝進出したナルバンディアンは、決勝戦で膝の怪我から復帰途中のR・ナダル(スペイン)に敗れるも、準優勝を飾っていた。
ナルバンディアンは2回戦で、第1シードでディフェンディングチャンピオンのD・フェレール(スペイン)と対戦する。
一方、第6シードのF・フォニュイーニ(イタリア)がG・ガルシア=ロペス(スペイン)を7-5, 6-3のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
世界ランク44位のフォニュイーニは、同84位のガルシア=ロペスに対し、第1セットは1度ブレークを許すも2度のブレークに成功し、このセットを先取。第2セット、フォニュイーニは3度のブレークを決めて、1時間28分のストレートで勝利を飾った。
フォニュイーニは今季初の準々決勝進出をかけて、ラッキールーザーのM・トルンゲリッティと対戦する。トルンゲリッティは、予選を勝ち上がったF・アルグエッロと対戦したが、4-6, 6-3, 1-0とリードしたところで、アルグエッロが腹筋を痛めて途中棄権を申し入れたため、思わぬ形で勝利が転がり込んだ。トルンゲリッティは、R・ラミレス=イダルゴ(スペイン)が右足首を負傷し欠場を申し入れたため、本戦へ繰り上がっていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○D・フェレール(1) vs ●A・ベロッティ, 6-4, 6-1
○F・フォニュイーニ(6) vs ●G・ガルシア=ロペス, 7-5, 6-3
●C・ベルロク vs ○D・ナルバンディアン, 3-6, 6-2, 3-6
○M・トルンゲリッティ vs ●F・アルグエッロ, 4-6, 6-3, 1-0 (途中棄権)
今大会の優勝賞金は8万4550ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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