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女子テニスツアーのカタール・オープン(カタール/ドーハ、賞金総額236万9000ドル、ハード)は14日、シングルス3回戦全8試合が行われ、第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)が第4シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)の妹であるU・ラドワンスカ(ポーランド)を6-0, 6-3で退け、世界ランク1位への返り咲きまで、あと1勝と迫った。
セリーナは今大会で準決勝進出を決めると、来週発表の世界ランクで再び1位の座へと返り咲く。31歳のセリーナが女王の座を取り戻すと、C・エバート(アメリカ)が記録していた世界ランク1位の最年長記録を抜き、自身124週目となる1位となる。
セリーナが世界ランク1位の座を124週と記録した場合、過去6番目に長い世界1位在位記録となる。1位はS・グラフ(ドイツ)の377週、2位はM・ナブラチロワ(アメリカ)の332週、3位がエバートの260週、4位はM・ヒンギス(スイス)の209週、5位にはM・セレス(アメリカ)の178週となっている。
この事に関してセリーナは「最高ね。最年少記録は作れなかったから、最年長に挑戦するわ。」と、おどけて語っていた。
現在、世界ランク2位のセリーナは、この日8ゲーム連取する最高のスタートを切り、6-0, 2-0とリードした。その後、この試合唯一のブレークをウルシュラに許したものの、わずか57分で準々決勝進出を決めた。
「いつも彼女(ウルシュラ)と対戦すると、その成長ぶりを感じるの。第1セットはミスも少なかったけど、第2セットではミスが増えてしまった。同時に、彼女のプレーも良くなったの。とても風が強かったけど、自分自身としては良いプレーが出来たと思う。だから、こうして勝利が出来たと思う。」とセリーナは、対戦相手の印象を語った。
そのセリーナと準々決勝で対戦するのは第7シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)で、この日クヴィトバは3回戦で第11シードのN・ペトロワ(ロシア)を4-6, 6-4, 6-3の逆転で下しての勝ち上がりだった。
第1セットを落としたクヴィトバは、第2セットでもゲームカウント0-3と、第3セットもゲームカウント1-3とペトロワにリードされる苦しい展開ながら、その後挽回し、2時間8分の接戦を制していた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○V・アザレンカ(ベラルーシ)(1) vs. ●C・マーケイル(アメリカ), 6-0, 6-0
○S・ウィリアムズ(2) vs. ●U・ラドワンスカ, 6-0, 6-3
○M・シャラポワ(ロシア)(3) vs. ●K・ザコパロバ(チェコ共和国), 6-3, 6-3
○A・ラドワンスカ(4) vs. ●A・イバノビッチ(セルビア)(13), 6-1, 7-6 (8-6)
○S・エラーニ(イタリア)(6) vs. ●D・ハンチュコバ(スロバキア), 7-5, 5-7, 6-2
○P・クヴィトバ(7) vs. ●N・ペトロワ(11), 4-6, 6-4, 6-3
○S・ストザー(オーストラリア)(8) vs. ●S・クズネツォワ(ロシア), 6-4, 7-5
○C・ウォズニアキ(デンマーク)(10) vs. ●M・バーテル(ドイツ), 7-6 (8-6), 6-3
今大会の優勝賞金は42万6000ドル。
【カタールオープン準々決勝をライブ配信!!】
2月15日(金) 21:30~
第1試合 M・シャラポワ (3) vs. S・ストザー (8)
第2試合 V・アザレンカ (1) vs. S・エラーニ (6)
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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