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男子テニスツアーのSAPオープン(アメリカ/カリフォルニア州サンノゼ、賞金総額54万6930ドル、ハード)は11日に開幕し、シングルス1回戦2試合が行われ、日本から唯一出場している添田豪(日本)は第8シードのX・マリス(ベルギー)と対戦し、4-6, 6-3, 3-6のフルセットで敗れ、今年で最後となる今大会で初戦敗退となった。
1889年に『パシフィック・コースト・チャンピオンシップス』としてモントレーで始まったこの大会は、その後バークレー、サンフランシスコ、サンノゼとカリフォルニア州の街を移りながら1世紀以上の歴史を刻んできたが、来年は売りに出される事がすでに決定。来年以降はブラジルでの開催が決まっており、今年がアメリカでの最後の開催となる。
添田豪のサービスゲームで始まったこの試合、ゲームカウント1-1から添田豪はマリスにブレークを許すも、続く第4ゲームでブレークバック。その後、添田豪は、第8ゲームで3度のブレークポイントを握ったが、マリスにサービスエースなどで切り抜けられ、第9ゲームでこのセット2度目のブレークを許した添田豪は、第1セットを33分で落としてしまう。
しかし、第2セットに入り集中を高めた添田豪は、第3ゲームで先にブレークすると、ゲームカウント4-1とリードする。その後もマリスにブレークバックを許さず、最後はこの日初めてのサービスエースを決め、セットカウント1-1となる。
勝敗を決める第3セット、第3ゲームで添田豪はブレークポイントを握り、ここでマリスが痛恨のダブルフォルトを犯した事により、幸先良いスタートを切る。しかし、続く第4ゲームで添田豪は、ダブルフォルトやフォアハンドの凡ミスを続けてしまい、すぐにブレークバックを許してしまった。
その後、サービスキープを続けた両者だったが、添田豪はゲームカウント3-4からの第8ゲームで、チャンスボールをネットにかけるなど連続のミスを犯してしまい、このセット2度目のブレークを許し、第9ゲームをマリスにサービスキープされ、1時間40分で初戦敗退となった。
この試合で18本のサービスエースを叩き出したマリスは、強力なサーブでピンチを切り抜けた。
一方の添田豪は、勝敗を決める第3セットでは、凡ミスを重ねてしまい、悔しい敗戦となった。
マリスは「サーブに助けられたポイントが何度もあった。このコートは、速めのコートだから、それが今日のサーブが好調だった要因だと思う。」と、ビッグ・サーブが勝利の鍵だった事を語っていた。
マリスは準々決勝進出をかけて、M・エブデン(オーストラリア)とR・デフェスト(南アフリカ)の勝者と2回戦で対戦する。
この日行なわれた試合結果は以下の通り。
○X・マリス(8) vs. ●添田豪, 6-4, 3-6, 6-3
○J・レヴィン(アメリカ) vs. ●B・クラーン(アメリカ), 7-5, 6-2
今大会の優勝賞金は9万8700ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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