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男子テニスツアーのPBZザグレブ・インドア(クロアチア/、賞金総額46万7800ユーロ、インドアハード)は5日、シングルス1回戦8試合が行われ、元世界ランク14位のI・カルロビッチ(クロアチア)が第7シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6 (7-3), 7-6 (7-3)で下すシードダウンを演出した。
現在世界ランク130位のカルロビッチは、試合を通して18本のサービスエースを記録し、1度もディミトロフにブレークポイントを与えず、1時間30分で2回戦進出を決めた。
一方、現在同ランク40位と自己最高位にいる21歳のディミトロフはファーストサーブが入った時に83パーセントの確率でポイントを獲得するなど、カルロビッチにブレークポイントを握らせないテニスを披露したが、この日は勝利に結びつける事が出来なかった。
各セット、タイブレークへともつれたこの試合は、いずれのセットも33歳のカルロビッチが1時間30分で制し、生まれ故郷で今季初勝利を飾った。
「やっと勝利をものにする事が出来た。今季に入って試合を重ねるごとにプレーは良くなっていたけど、今回は勝つ事が出来た。昨年の4月以降、この試合が一番良い試合だった。」と語る208cmのカルロビッチは、これが昨年10月のモスクワでの準決勝進出以来となるツアーレベルでの勝利となった。
敗れたディミトロフは「彼とは何度も一緒に練習した事があるんだ。だから、どんなプレーをするかはわかっていた。ここ数ヶ月の間で、今日の彼のプレーは1番素晴らしかった。」と、カルロビッチのプレーを称賛していた。
今季開幕戦のブリスベン国際男子で自身初となるATPツアー初の決勝進出を果たし、A・マレー(英国)に敗れはするものの準優勝を飾ったディミトロフは、この日の敗戦で3大会連続での初戦敗退となってしまった。
カルロビッチは2回戦で、I・ドディグ(クロアチア)とB・ベッカー(ドイツ)の勝者と対戦する。
この日行われた試合結果は、以下の通り。
○M・クリザン(スロバキア)(5) vs. ●M・ヴィオラ, 4-6, 7-6 (8-6), 6-1
●G・ディミトロフ(7) vs. ○I・カルロビッチ, 6-7 (3-7), 6-7 (3-7)
●M・ベレー(ドイツ) vs. ○S・デウバーマン(インド), 6-0, 6-7 (6-8), 1-4 (途中棄権)
○I・セイスリン(オランダ) vs. ●N・メクチック, 6-4, 6-2
○B・カブチッチ(スロベニア) vs. ●A・ベデネ(スロベニア), 6-7, 6-3, 6-3
○P・ペッツシュナー(ドイツ) vs. ●M・パヴィック, 7-5, 6-2
○G・ゼミヤ(スロベニア) vs. ●I・ボゾリャック(セルビア), 6-7 (5-7), 7-6 (7-4), 6-2
○L・ロソル(チェコ共和国) vs. ●F・ヴェガー, 6-2, 6-4
今大会の優勝賞金は7万4000ユーロ。
(翻訳・記事/弓削忠則)
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