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全仏オープンのホームコートであるローランギャロス。その拡張工事が行われており、当初の予定では2017年に終了予定だったが、その予定が1年延びて2018年に終了予定となったと全仏テニス連盟が発表した。
フランスのラグビーの元トップ選手で、現在はテニス連盟の長であるジーン・ガシャサンが、現在の工事費の見積もりは3億4000万ユーロ(4億4400万米ドル)であり、当初の2億7300万ユーロから増額しているとも述べた。
ガシャサン氏は資金繰りについてこれから関係者とさらにつめていかなければならないと話している。「これからの4年は財政的に厳しくなるので、本部でも地方支部でも緊縮財政をとらなければなりません。これまでは恵まれていましたが、これからは自助努力をしなければいけない。」
有名なフランスの飛行家の名前にちなんで1928年に建築されたローランギャロスは、パリ西部の郊外でブローニュの森と住宅地の間にある。ギャロスはインド洋のフランス領レユニオン・サン=ドニ出身で、世界で初めて地中海横断飛行に成功した人物。第一次世界大戦ではエースパイロットでもあった。
毎年5月末から6月頭にかけて開催されている全仏オープンの人気が高まるにつれ、スペースに問題が生じるようになった。その結果、2009年に作成された計画では、今回の工事で表面積が8.5ヘクタール(21エイカー)から12.5ヘクタールに拡張されることになっている。
また、工事ではセンターコート「フィリップ・シャトリエ」の上に開閉式の屋根とライトが設置される。また4つ目となるショーコートが現在のローランギャロスの東側に設置され、こちらにも開閉式の屋根が備えられる。
これが完成すれば、全米オープンを除いた3つの四大大会(全豪、全仏、ウィンブルドン)がセンターコート上空に開閉式の屋根を持つことになる。
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