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WTA(女子テニス協会)は、Player Of The Year(年間最優秀選手)としてＳ・ウィリアムズ（アメリカ）を選出した。

セリーナは今季の戦績を５９勝４敗という圧倒的な強さを発揮し、Ｖ・アザレンカ（ベラルーシ）、Ｍ・シャラポワ（ロシア）に次ぐ世界ランキング３位でシーズンを終えた。

セリーナは全仏オープン１回戦でＶ・ラッツァーノ（フランス）に6-4, 6-7 (5-7), 3-6の逆転で敗れて以来の成績が３１勝１敗という驚異的な数字を記録し、他を寄せ付けなかった。

全仏オープン以降セリーナはウィンブルドン、ロンドンオリンピック、そして全米オープンで優勝を飾り、ウィンブルドンとロンドンオリンピックの２大会では、姉のＶ・ウィリアムズ（アメリカ）とのダブルスでも優勝し、２冠を達成している。

また、３１歳のセリーナはＷＴＡチャンピオンシップで今年３度目の優勝を果たした。さらに２００１年、２００９年、２０１２年と同大会で優勝していることから、長きにわたって活躍していることが分かる。

加えて、セリーナは世界ランク１位、２位の選手に対して１２連勝を記録し、さらに２００７年以降はトップ２の選手に負けたことがなく、驚異的な強さを誇る。２００９年にセリーナは世界ランク１位でシーズンを終えており、また女王の座を１２３週にわたって維持した経験も持つ。

２０００年以降の年間最優秀選手は以下の通り。

・２０００年 Ｖ・ウィリアムズ
・２００１年 Ｊ・カプリアティ（アメリカ）
・２００２年 Ｓ・ウィリアムズ
・２００３年 Ｊ・エナン（ベルギー）
・２００４年 Ｍ・シャラポワ
・２００５年 Ｋ・クレイステルス（ベルギー）
・２００６年 Ａ・モレスモ（フランス）
・２００７年 Ｊ・エナン
・２００８年 Ｓ・ウィリアムズ
・２００９年 Ｓ・ウィリアムズ
・２０１０年 Ｋ・クレイステルス
・２０１１年 Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国）