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男子テニスツアーのATPワールドツアーファイナルズ大会8日目の決勝で、N・ジョコビッチ(セルビア)(1位)が、R・フェデラー(スイス)(2位)を、7-6(8-6), 7-5で破り、ツアー最終戦で2008年以来2度目、しかも全勝での優勝を果たした。
ツアーファイナルズの決勝でのワンツー対決は、10年のR・ナダル(スペイン)(4位)対フェデラー以来のことだが、今回も頂上対決にふさわしいハイレベルなテニスとなった。
第1セットは、フェデラーが第2ゲームでブレークしてスタートダッシュに成功して3-0とするが、ジョコビッチが第5ゲームをブレークバック。その後お互いワンブレークでタイブレークに突入した。タイブレークも6-6までもつれるが、ジョコビッチが3回目のセットポイントで、フォアの逆クロスを決めてセットを先取した。
第2セットも、第1ゲームをフェデラーが先にブレークしたが、第10ゲーム40-15から、フェデラーが立て続けにショットミスをして、ジョコビッチがブレークバック。大きな雄叫びをあげたジョコビッチが息を吹き返し、第12ゲームも再びブレークに成功して、優勝を決める勝利を引き寄せた。
「ノバクより先に2回リードしたのに、守れなかったのが少し残念。今日は、彼の方が良かった。今週のプレーは、来年に向けて僕に自信を与えてくれる」(フェデラー)
「信じられないような成功でした。ワールドツアーファイナルズの優勝で、素晴らしいシーズンを締めくくることができて、チーム、そして自分自身も本当に満足しています」(ジョコビッチ)
年間ナンバーワンを2年連続で手にしたジョコビッチは、ツアーファイナルズも制して、12年シーズンの最高のエンディングを迎えたが、これは、ジョコビッチ時代の到来を告げるものとなった。
(文・写真/神 仁司)
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