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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールドツアーファイナルズ大会第5日目のラウンドロビン・グループA、N・ジョコビッチ(セルビア)(1位)が、T・ベルディフ(チェコ共和国)(6位)を、6-2, 7-6 (8-6)で破り、3勝目を挙げて準決勝進出を決めた。
第1セットは、2ブレークでジョコビッチが先取したが、第2セットはお互いワンブレークでタイブレークに突入した。タイブレークで、ベルディフは5-1とリードを広げ、セットポイントを3回握るが、ことごとくベルディフが、ショットミスを犯して取り切れない。結局、逆転でタイブレークを制したジョコビッチが、ストレートで勝利を収めた。
「第2セットを取れていれば、第3セットでノバクを攻撃して、さらなるチャンスがあったかもしれない。でも、それは起こらなかった」(ベルディフ)
「グループで3勝するのは、これが初めてです。この結果は僕を勇気付けてくれる。準決勝にできるだけ集中したい」(ジョコビッチ)
ナイトセッションでは、A・マレー(英国)(3位)が、JW・ツォンガ(フランス)(8位)を、6-2, 7-6 (7-3)で下して2勝目を挙げた。
この結果グループAでは、ジョコビッチが1位、マレーが2位となって、それぞれ準決勝へ駒を進めた。
また、今シーズンで現役を退いたJ・C・フェレーロ(スペイン)の引退セレモニーが行われた。セレモニーには、D・フェレール(スペイン)らスペインの後輩選手達と、ジョコビッチも参列した。
「世界ナンバーワンになったファンカルロスは、僕達のスポーツの歴史に名を残す一人です。彼は、僕が若手だった頃、いつも面倒を見てくれた。そのことを決して忘れない」(ジョコビッチ)
甘いマスクで日本でも非常に人気の高かったフェレーロは、最大の武器であるフォアハンドストロークで、2003年のローランギャロスを制覇し、同年世界ナンバーワンにも輝いた。フェレーロにとって、今年のATPバレンシア大会が現役最後の舞台だった。
(文・写真/神 仁司)
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