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男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は5日、シングルス準々決勝が行われ、第8シードの錦織圭(日本)は第2シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)に7-5, 6-4のストレートで勝利し、準決勝でM・バグダティス(キプロス)と対戦することが決まった。
今大会初のベスト4進出を決めた錦織が、試合後インタビューに答えた。
「1・2回戦とは打って変わって感覚がすごい良くて、何を打っても入る状況だった。バックのダウンザラインも多く使って、左右に振るのを最初から考えていた。それが最初から上手くいって、後半までいい形で試合を終わらせられた。」
勝敗を分けたポイントについては「セカンド(セット)の4-3の時。(ベルディフに)ブレークポイントがありながらキープ出来たのは本当に大きかった。ちょっとプレッシャーもかかりラケットが振り切れなかったので、あのゲームだけディフェンシブになってしまった。」
加えて「サーブでしっかりブレークポイントをセーブ出来た。ファーストをしっかり入れてしのげた。サーブの良さも出た試合でした。」
ベルディフについては「彼(ベルディフ)とやる時は自分のパフォーマンスが上がる。(ランキングが上であり、ホームだから)彼の方がプレッシャーはありますし、自分が思い切ってプレー出来たのが今日の勝因だと思います。」
また「自分より上の選手でしたし、自分が負けることを臆する要素がなかった。出だしから思い切ってやれました。1・2回戦は悪くはなかったけど、感覚が掴めていなかった。」と、錦織。
第1セットで11本のブレークポイントがありながら、なかなか取りきれなかったことに関しては「ブレークポイントがありながら取れないというのは精神的には辛いものもあった。それでもあのようなゲームを続けることによって、相手にもプレッシャーがかかっているのを感じていた。ブレークしてブレークバックされてと、難しい展開ではあった。今日は自分のリターンがすごい良かったので、常に相手のサーブの時にプレッシャーをかけられていたと思う。」
また錦織は「相手はサーブが武器だけどリターンで封じられたと思う。彼のフラットのストロークに対して、少しムーンボールを使ったり、スライスを混ぜたり、左右に打ち分けたり、あとは早いタイミングで相手を振るように心掛けていた。ストローク戦で彼に押されているというのはなかったので、相性がいいのかなと思う。」
準決勝のバグダティス戦については「彼(バグダティス)はサーブがいいのと、カウンターが上手いというのは頭に入っている。思い切ったプレーが出来ればチャンスはあると思います。」
ホームである日本でプレーすることについては「もちろん緊張はしますね。どこからくる緊張かはわからないけど、勝利を期待されているのは感じます。その中でも思い切ったプレー出来れば、精神的にも強くなると思う。」
加えて「試合後も思っていたんですけど、一番いい内容でトップ10の選手に勝てた。この緊張感のある試合の中では、今までで一番いい試合だったと思う。」と、錦織。
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