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男子テニスツアーのマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、賞金総額85万ドル、インドアハード)は日曜日に決勝戦を行い、第2シードのJ・モナコ(アルゼンチン)が第7シードのJ・ベネトー(フランス)を7-5, 4-6, 6-3のスコアで振り切り、今季4勝目を決めた。モナコは優勝賞金15万3400ドルを獲得した。
世界ランキング11位のモナコは、第1セットのゲームカウント5-5から2ゲームを連取し、同セットを7-5で先取する。
第2セットに入るとベネトーが反撃を開始、ゲームカウント6-4でこのセットを奪い返すと、試合は第3セットへ。
ファイナルセットでは、前日の準決勝で日本期待の錦織圭(日本)とフルセットタイブレークの試合を制していたにも関わらず、モナコが再び息を吹き返し、ゲームカウント6-3でこのセットを奪うと、3時間強の試合に終止符を打ってトロフィーを勝ち取った。決勝戦は大会期間中で最長の試合となった。
クレーコートのスペシャリストであるモナコは、今回初めてハードコートでのタイトルを手中に収めた。両者の対戦は意外にも今回が初めてのことで、世界34位のベネトーは準決勝で第1シードのD・フェレール(スペイン)を撃破しての決勝だったが、決勝ではモナコに逃げ切られた。
試合後の記者会見でモナコは「すでにロッカールームでチームと勝利を分かち合ったよ。今夜はチーム全員でマレーシア料理を堪能する予定なんだ。クアラルンプールはすばらしい都市で、優勝できて嬉しい。気分は最高だね。優勝するたびに思い出すのは家族、チームのメンバーのこと。彼らは僕のことを信じてくれている。いつもサポートしてくれるし、大会で優勝できるようにともに戦っているんだ。」と、感謝の意を表していた。
「決勝戦はお互いにとっていい試合になったと思う。浮き沈みがあり、またチャンスのときには少し緊張してしまった。でも決して諦めなかったよ。特に第1セットの第12ゲームではそうだった。第2セットでは彼(ベネトー)が息を吹き返し、少し驚いてしまったけど、ファイナルセットでは攻撃的に行かねば、と考えていた。あのような形で試合を締めくくれてハッピーだね。」
またモナコは「今はリラックスして勝利を味わいたいね。大会で優勝するのは簡単なことではない。でもその後は次の課題に焦点を当てるつもりさ。明日は東京に向かうんだ。」とも話していた。
一方、惜敗したベネトーは「どうしても優勝したかったから高い集中力で臨んだんだ。観客の皆さんの応援に助けられた。フランス人の観客の方がたくさんいたよ。雰囲気がよい決勝戦で、試合のレベルも高かったと思う。」と振り返っていた。
(翻訳/森田系太郎)
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