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女子テニスツアーの広州国際女子オープン(中国/広州、賞金総額22万ドル、ハード)は20日、シングルス準々決勝全4試合が行なわれ、第4シードのU・ラドワンスカ(ポーランド)が第5シードでディフェンディング・チャンピオンのC・シーパース(南アフリカ)を6-1, 7-5のストレートで下すなどベスト4が顔を揃えた。
先週のタシケント大会でもベスト4入りし、今週発表の世界ランクで自己最高位の39位を記録したラドワンスカは、世界ランク43位のシーパースに対し、第1セットは3度のブレークを奪い先取。
第2セットに入ると調子を上げたシーパースは1度ブレークされるも1度ブレークを奪い接戦へと持ち込んだ。しかし好調を続けるラドワンスカは、終盤でシーパースから2度目のブレークを奪うと1時間38分のストレートで勝利。昨年の準々決勝でもシーパースと対戦していたラドワンスカは、その時のリベンジに成功し、対戦成績を1勝1敗のイーブンに戻した。
今大会の勝ち上がりで来週発表の世界ランクで更に自己最高位を更新する事が確実とされるラドワンスカは、今年6月のオランダ大会以来となる自身2度目の決勝進出を懸けて謝淑薇と対戦する。この日謝淑薇はM・ヨハンソン(フランス)を6-3, 6-0で一蹴しての勝ち上がり。
世界ランク53位の謝淑薇はこの日、第1セットでは同ランク88位のヨハンソンからゲームカウント5-3とリードすると、何とその後、7ゲームを連取。第2セットではヨハンソンに1ゲームも与えず69分の快勝でベスト4進出を決めた。
ウィンブルドンで自身初となる3回戦進出を果たしてからは、ロンドンオリンピック、ダラス、全米オープンといずれも初戦敗退だった謝淑薇だが、先週はツアー下部のサーキットでも最上位の10万ドル大会で優勝と調子を取り戻すと、今大会ではここまで3試合で14ゲームしか落としておらず、今季序盤のクアラルンプールでツアー初優勝、パタヤ・シティでもベスト4入りした頃の好調を取り戻している。
全米オープンで旋風を巻き起こした18歳のL・ロブソン(英国)はこの日も好調を続けると、第7シードのS・ポン(中国)を7-5, 5-7, 6-2のフルセットで下し、今季2度目の準決勝進出を決めた。
出だしから好調なプレーを始めたロブソンは、ゲームカウント5-1とリードを奪ったが、そこからポンに反撃され接戦に。しかし終盤で再び集中を高めたロブソンが第1セットを接戦の末に奪った。
しかし元世界ランク14位の実力を発揮し始めたポンが、再び接戦となった第2セットを取り返し、勝敗の行方は第3セットへ持ち込まれた。
その第3セットではゲームカウント1-1からロブソンが4ゲームを連取して試合の主導権を握ると、3時間3分のマラソンマッチに終止符が打たれた。
ロブソンは全米オープンの3回戦では中国のエースであるN・リー(中国)を下し、今大会の2回戦では中国人ナンバー2の鄭潔(中国)を、そしてこの日はナンバー3のポンを下すなど、中国人女子トップ3を下す結果となった。
自身初の決勝戦進出を懸けてロブソンは第8シードのA・コルネ(フランス)を6-4, 6-3で倒した第3シードのS・シルステア(ルーマニア)と対戦する。
またこの日行われたダブルスの準々決勝に青山修子(日本)/ K・チャン(台湾)組が登場したが、T・ルザンスカ/ S・ゼン組の前に6-1, 4-6, 12-14の接戦の末、逆転で敗退しベスト4進出とは行かなかった。
この日行われた試合結果は以下の通り。
S・シルステア (3) ○-× A・コルネ (8), 6-4, 6-3
U・ラドワンスカ (4) ○-× C・シーパース (5), 6-1, 7-5
L・ロブソン ○-× S・ポン (7), 7-5, 5-7, 6-2
謝淑薇 ○-× M・ヨハンソン, 6-3, 6-0
今大会の優勝賞金はシングルス3万7000ドル、ダブルスは1万1000ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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