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有明コロシアム(東京/有明テニスの森)で行われたテニスの国別対抗戦デビスカップ 日本対イスラエル戦の大会３日目、シングルス第１試合に登場した錦織圭（日本）がＤ・セラ（イスラエル）に6-3, 3-6, 4-6, 6-4, 7-5のフルセットで勝利するも、第２試合で添田豪（日本）がＡ・ワイントラウブ（イスラエル）に3-6, 6-7 (5-7), 6-4, 3-6で敗れ、イスラエルは通算３勝２敗でワールドグループへ昇格する事が決まった。

イスラエルの監督であるＥ・ランが、試合後インタビューに答えました。

ワイントラウブが２勝して日本を下すシナリオは監督の頭の中にあったのかについて「デビスカップだと初めての経験がよく起こる。今回を振り返ると、チーム力で３勝をあげたと思う。もちろん、２勝をあげたワイントラウブはヒーローではあるが、彼がこのようなプレーが出来るように、ある意味インスピレーションを与えたのは(第１試合に錦織と戦った)セラのプレーだと思う。」

また「ワイントラウブについてだが、今回のプレーを毎日毎日続ければトップ１００の選手と十分渡り合えるレベルの持ち主であるとも言っておきたい。」

加えて「日本選手や観客の皆様がいかに素晴らしかったかということを申し上げたい。非常に多くの接戦があり、１ポイント１ポイント大切な試合だった。我々はかつてオーストリアと対戦し同じような経験をしたけど、今回勝つ事が出来て嬉しく思う。ご存知かもしれないけど明日はイスラエルの新年だから、ここに集まってくれたイスラエルサポーターやチーム、そして祖国で待ってくれている皆に、新年おめでとうと伝えたい。」

ワールドグループ進出について「何年も前からワールドグループに到達する為に色んな経験を積んできた。皆さんもご存じのように、そのプロセスは大変なものである。ワールドグループに到達した後は準決勝にまで進出する事ができ、そのような経験は決して忘れる事の出来ないこと。もう一度トップレベルで戦いたい。」

さらに監督は「もちろん(ワールドグループは)激戦区ではあるが、そこでプレーをしたいという強い気持ちがチームの皆にはある。今日に関しては雨に助けられたこともあるが、ワールドグループに進出したからにはそこでのひと時ひと時を大切にしたい。我々のチームは決して若くなく、あと何年という事も考えられる。しかし、出来るだけ今のメンバーで、もう少し頑張ってもらいたい。そして、アウェーの時だけではなく、ホームでも大きな力を発揮する事が出来るから、ポジティブに前へ進んでいきたい。今日勝利したワイントラウブはワールドグループでプレーしたことはないが、彼にとっても素晴らしい経験になると思う。」

イスラエルより日本の方がランキングの高い選手がいることについては「デビスカップに関しては関係ないと思う。日本とイスラエルはいいプレーをした。デビスカップはテニスの枠を超えた何かが必要になる対戦だと思う。例えばそれがメンタル面やフィジカル面など色々あるが、実際に怪我や痙攣を起こしながらプレーをし続けたのは両国同じだった。選手達はある一定の日、もしくは別の日に今日ご覧になった素晴らしいプレーが出来ると思う。また、チームの選手にもし望むことがあるとすれば、その状態をもっと長く継続すれば今後のランキングに結びつくと思う。」