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テニスのグランドスラム、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会12日目の7日、男子ダブルス決勝が行われ、第2シードのB・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)組が第5シードのL・パエス(インド)/R・シュティエパネック(チェコ共和国)組に、一度もブレークポイントを与えることなく6-3, 6-4で破り、全米オープンで通算4度目の優勝を飾った。
ブライアン兄弟は昨年のウィンブルドンでの優勝以降、ウッディーズとして知られたT・ウッドブリッジ(オーストラリア)/M・ウッドフォード(オーストラリア)とグランドスラムのダブルス優勝記録11勝をわけあっていたが、今回の優勝で1968年のオープン化以降の優勝記録を12勝に更新することとなった。
「僕たちは本当にウッディーズを尊敬してきたし、彼らは僕たちのアイドルだった。彼らが達成した記録を更新できることは、僕たちにとって本当に信じられないことなんだ。僕たちがダブルスをプレーする理由の一つに彼らの存在があったくらいだからね。」と、マイクは言う。
3回戦、第2セットのタイブレークで、あと2ポイントで敗退という危機に立たされたブライアン兄弟であったが、ボブの股抜きショットでそれをしのぎフルセットの末勝利を手にすると、準決勝と決勝では一気に勝利を収めた。
ブライアン兄弟はロンドンオリンピックでも、自身初となる金メダルも獲得しており、「ロンドンオリンピックで金メダルを獲得出来たから、随分と気が楽になったよ。それまで僕たちはどの試合に出ても、オリンピックのことばかりを話していたからね。」と、マイク。
ブライアン兄弟はグランドスラムの優勝記録を昨年のウィンブルドンから更新出来ていなく、今年の全豪オープンでもパエス/シュティエパネック組に記録の更新を阻まれていた。
「本当にこの1年は大変だったんだ。グランドスラムで優勝できないことで、僕たちはいろんな非難も浴びたてきたんだ。でもそれも全部忘れることができたよ。今となっては良い経験だったね。」と、ボブ。
ブライアン兄弟はオープン化以降の全米オープンでの優勝記録をB・ルス/S・スミス(アメリカ)と並ぶ4回に更新するとともに、グランドスラムで1年に少なくとも1勝以上あげるという記録を8年間に更新することとなった。
「今年はオリンピックで優勝できたから良い年であることには間違いないけど、やはりグランドスラムの連続優勝記録も途切らせたくはないからね。」と、マイク。
今年これから2人の目標は、スペインと対戦するデビスカップである。
(翻訳/大木茂敬)
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