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テニスのグランドスラム、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会4日目の30日、男子シングルス2回戦が行われ、第17シードの錦織圭(日本)が予選から勝ち上がったT・スミチェク(アメリカ)に6-2, 6-2, 6-4のストレートで勝利、2年ぶりとなる3回戦進出を決めた。
試合前日に世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)と練習した錦織はこの日、出だしから調子が良く第1ゲームをブレークするスタートを切る。錦織は第2ゲームでサービスキープすると、第3ゲームもブレークに成功、ゲームカウント3-0とする。
第5ゲーム、スミチェクのサービスゲームで40-30とゲームポイントを握られるも、そこからスミチェクはダブルフォルトを2本犯し、錦織にブレークチャンスが再び訪れる。それをものにした錦織は、ゲームカウント5-0と大きくリードを広げる。
続くサービング・フォー・ザ・セットである第6ゲームで錦織は、15-40とスミチェクにブレークチャンスを与えてしまう。そのポイントで錦織は果敢にネットに詰めるも、スミチェクの鋭いパッシングショットに押されボレーがネットにかかりブレークを許す。
第7ゲーム、錦織はセットポイントとなるブレークポイントを握るも、錦織の頭上を越える絶妙なロブを放ったスミチェクにポイントを奪われ、ゲームカウント5-2。続く第8ゲーム、2度目のサービング・フォー・ザ・セットでダブルフォルトを犯すも、錦織が第1セットを32分で先取する。
第2セットも第1セット同様、錦織が第1ゲームでブレークに成功、第2ゲームをサービスキープし、ゲームカウント2-0とリードする。
以降互いにサービスキープを続けるも第5ゲーム、スミチェクのサービスゲームで錦織がループボールを織り交ぜた緩急あるラリー戦でポイントを重ね、30-40と再びブレークチャンスを握る。そのチャンスを生かした錦織がゲームカウント4-1とリードを広げる。
第7ゲームでセットポイントとなるブレークチャンスを握った錦織だったが、スミチェクに凌がれ、錦織のサービスゲームである第8ゲームへ。そのゲームで最後バックハンドのウィナーを決めた錦織が第2セットを40分で奪い、2セットアップとする。
第3セットも第1ゲームで0-40と3本のブレークチャンスを握り、スミチェクの放ったセカンドサーブをバックハンドのリターンエースで決めた錦織がブレークに成功する。以降互いにサービスキープを続け、1時間46分で2回戦突破を決めた。
勝利した錦織は3回戦で、第12シードのM・チリッチ(クロアチア)とD・ブランズ(ドイツ)の勝者と対戦する。
世界ランク18位の錦織は、2008年の今大会3回戦でD・フェレール(スペイン)を下しベスト16入りを果たしたが、4回戦でJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れベスト8進出を阻まれた。また、今年の錦織は全豪オープンとロンドンオリンピックでベスト8進出を果たすなど、好成績を収めている。
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