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女子テニスツアーのテキサス・オープン(アメリカ/テキサス、賞金総額22万ドル、ハード)は20日、シングルス1回戦残り8試合が行われ、森田あゆみ(日本)が登場したが第8シードのS・ポン(中国)に6-4, 0-6, 3-6の逆転で敗退。ウィンブルドンの2回戦で敗れたリベンジとは行かなかった。
ポンのサーブで始まったその試合、いきなり森田がブレークに成功しゲームカウント2-0とリードする。第3ゲームでもブレークに成功した森田はゲームカウント4-0とリードを広げた。
ゲームカウント5-2からのサーブング・フォー・ザ・セットでこの試合初のブレークをポンに許した森田だったが、2度目のサーブング・フォー・ザ・セットをしっかり決め第1セットを38分で先取した。
しかしその後は、自身のサービスゲームではなかなかポイントが取れない森田は、第2セットは調子を上げたポンに1ゲームも奪えず、第3セットでも0-3リードされ9ゲームを連取されてしまった。
好調なプレーを続けるポンに、森田はその後もブレークバックすることも出来ず、1時間44分の逆転で敗れた。両者は今季3度目のグランドスラムであるウィンブルドンの2回戦で対戦し、その時もポンがストレートで森田を下しており、この日はそのリベンジに燃えた森田だったが思いは届かなかった。これで両者の対戦成績は森田の1勝6敗となった。
ポンはI・ファルコーニ(アメリカ)を6-1, 6-4で下した予選勝者のP・パルメンティエ(フランス)と2回戦で対戦する。
元世界ランク1位でこのところ不振のJ・ヤンコビッチ(セルビア)は第2シードとして初戦を迎え、Y・シュウェドワ(カザフスタン)を6-7 (7-9), 7-6 (7-4), 6-1の逆転で振り切って、久々の勝利を飾った。
今季はスランプに悩まされているヤンコビッチは、6月のバーミンガム大会で準優勝を飾って以来、今大会まで7大会に出場し1勝7敗と勝利に見放されていた。そのため、今週発表の最新の世界ランクでは先週の18位から34位へと大きく後退していた。
この日も世界ランク45位のシュウェドワに第1セットのタイブレークを接戦の末に奪われると第2セットも3度のブレークを奪い合い、再びタイブレークへ。そのタイブレークを意地でもぎ取ったヤンコビッチが試合を振り出しに戻した。
第2セット、敗戦目前からセットを奪い息を吹き返したヤンコビッチ、第3セットでは3度握られたブレークピンチを切り抜けると、シュウェドワのサーブを3回ブレークするなど圧倒。3時間6分の逆転で勝利を物にした。
ヤンコビッチはベスト8進出を懸けてA・ルス(オランダ)と2回戦で対戦する。
今大会、第1シードでエントリーしていたA・ケルバー(ドイツ)だったが、試合開始前に右腹筋の怪我を理由に大会を欠場する決断を下し、コートに立つ事なく大会を後にした。代わりにラッキールーザーでE・ウェブリー=スミスが1回戦に登場した。
世界ランク398位のウェブリー=スミスは予選を勝ち上がった同97位のM・ルチッチ(クロアチア)と対戦したが、1-6, 2-6と完敗。ルチッチは1度もブレークポイントさえウェブリー=スミスに握らせず4度のブレークを奪うと、わずか46分で一蹴した。ウェブリー=スミスは幸運を生かす事が出来なかった。
ルチッチは主催者推薦で出場のB・ヨバノフスキ(セルビア)と準々決勝進出を懸けて2回戦を行う。
この日の試合結果は以下の通り。
J・ヤンコビッチ (2) ○-× Y・シュウェドワ, 6-7 (7-9), 7-6 (7-4), 6-1
R・ビンチ(イタリア) (3) ○-× 謝淑薇(台湾), 6-2, 6-2
S・ポン (6) ○-× 森田あゆみ, 4-6, 6-0, 6-3
P・パルメンティエ ○-× I・ファルコーニ, 6-1, 6-4
C・デラクア(オーストラリア) ○-× I・C・ベグ(ルーマニア), 6-2, 6-2
E・ボウチャード ○-× G・ウォスコボエワ(カザフスタン), 6-4, 6-3
M・ルチッチ ○-× E・ウェブリー=スミス, 6-1, 6-2
M・イラコビッチ(ニュージーランド) ○-× A・ケタボング(英国), 6-1, 5-7, 7-6 (11-9)
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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