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錦織「第2セット取っていれば」、メダル候補出揃う◇ロンドンオリンピック

ロンドンオリンピックのテニス競技(イギリス/ロンドン、芝)は大会6日目の2日、男子シングルス準々決勝4試合が行われ、第15シードの錦織圭(日本)が第8シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に4-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗退、日本人男子として92年ぶりのベスト4進出とはならなかった。

錦織は第1セット、第2ゲームで自らのサービスゲームを落とし、ゲームカウント0-2とリードを許す。しかし、続く第3ゲームで錦織がブレークポイントを握るとデル=ポトロのフォアハンドがアウト、すぐさまブレークバックに成功、ゲームカウント1-2とする。

その後はお互いにサービスキープを続ける中、第8ゲームで錦織は2度のデュースの末、デル=ポトロに再びブレークを許し、ゲームカウント3-5。続く第9ゲームで30-15とリードされる錦織は、デル=ポトロが放ったサーブに対しチャレンジしこれがフォルトの判定、30-30とする。これを機に錦織が起死回生のブレークバックに成功、ゲームカウント4-5となる。

だが、第10ゲームでデル=ポトロに再びブレークポイントを握られた場面で、錦織は果敢にネットプレーに出るも、バックハンドのボレーがアウトし、デル=ポトロに第1セットを先取される。

第2セット、第2ゲームでブレークされた錦織はゲームカウント0-3とリードを許す展開。その後、お互いにサービスキープを続けゲームカウント3-5、第9ゲームでデル=ポトロのサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。しかし、ここでデル=ポトロが2本のダブルフォルトを犯すなどで、錦織は土壇場でブレークバックに成功、ゲームカウント4-5とする。

以降互いにサービスキープを続け、勝負の行方はタイブレークへ。

タイブレークで錦織は1-4とデル=ポトロにリードされるも、そこから3ポイント連続で獲得し4-4に追いつく。4-5から錦織のサーブ2本のポイントだったがこれを落とし、最後は錦織のバックハンドがネットにかかり、1時間55分で力尽きた。

試合後、錦織は「風が強い中での試合だったので、サービスゲームをキープするのに苦労した。彼(デル=ポトロ)は良いプレーをしていた。ベースラインでのプレーは安定していた。」とデル=ポトロについてコメント。また、「第2セットのタイブレークを取っていれば流れは変わったかもしれない。悔しい。」と肩を落とした。

錦織は熊谷一弥が銀メダルを獲得した1920年アントワープオリンピック以来92年ぶりとなるベスト4進出まであと一歩だった。

勝利したデル=ポトロは「素晴らしい試合だった。初めてのオリンピックで準決勝に進出する事が出来て本当に嬉しい。」

2009年USオープン覇者であるデル=ポトロは準決勝で、第1シードのR・フェデラー(スイス)と対戦する。フェデラーは準々決勝で第10シードのJ・アイズナー(アメリカ)を6-4, 7-6 (7-5)のストレートで勝利し、ベスト4進出を決めた。

「長身(205cm)からの強力なサービスを持つアイズナーが相手だったので、リターンが鍵になるとわかっていた。」とフェデラー。この日フェデラーがブレークしたのはわずか1度だけ。

アイズナーは「素晴らしい試合をしたと思うし、ベストを尽くした。最後までしがみ付いた。」とコメント。

準決勝でデル=ポトロと対戦する王者フェデラーは「2009年USオープンの大舞台で彼(デル=ポトロ)に負けている。彼は長身でビッグサーブを持っている。芝の球足の速いコートでは脅威。」と警戒したコメント。

一方ボトムハーフでは、第3シードのA・マレー(英国)が第11シードのN・アルマグロ(スペイン)を6-4, 6-1のストレートで下し、今大会初となる準決勝へ駒を進め、メダル獲得まであと一歩と迫った。

地元英国の期待を背負うマレーは、第1セットだけで9本のサービスエースと16本のウィナーを決めて1度のブレークに成功し、セットを先取する。第2セットに入るとアルマグロが右肩の異常を訴えトレーナーを呼ぶ。以降アルマグロは本来の力強いプレーが出来ず、マレーの一方的な展開となりわずか59分で試合は終了した。

マレーは「良いサーブでしたし、サービスゲームでは堅実にプレー出来た。第2セット、彼(アルマグロ)は明らかに肩に問題があり、自らのサービスゲームで苦労していたから、楽にリターン出来た。」

勝利した世界ランク4位のマレーは準決勝で、第5シードのJW・ツォンガ(フランス)を6-1, 7-5で下した第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは13本あったブレークチャンスのうち4本をものにし、1時間20分でベスト進出を決めた。

マレーは「メダル獲得がこの大会の目標。チャンスを得ることが出来て嬉しい。次の2試合のうち1試合に勝てれば、メダルです。今は次の試合に勝つことが最も大切。」と意気込みを語った。

マレーと対戦する2011年のウィンブルドン覇者であるジョコビッチは「僕らは本当に良いプレーをしているし、過去5年のウィンブルドンで本当に良い結果を残してる。サーフェスがどちらか一方に有利になるとは思いません。」とコメント。

さらにジョコビッチは「間違いなく彼(マレー)は良いプレーをしているし、地元ファンから大きな声援を受けることでしょう。それは予想出来ることです。数週間前、彼は初めてのグランドスラムタイトルに近づいたから、準決勝も勝利したいと思っているでしょう。」と、準決勝への抱負を語った。

(2012年8月3日6時43分)

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