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女子テニスツアーのシティ・オープン女子(アメリカ/ワシントン、賞金総額22万ドル、ハード )は30日、シングルス1回戦11試合が行われ、土居美咲(日本)が予選を勝ち上がったJ・セペロバに、瀬間詠里花(日本)が第7シードのC・バンデウェイ(アメリカ)にそれぞれ敗れ、今大会にエントリーした日本勢は1回戦で姿を消した。
土居は予選勝者のセペロバに6-3, 3-6, 3-6の逆転で、瀬間は第7シードのバンデウェイに4-6, 1-6のストレートで敗退し大会を去る結果となった。
世界ランク137位で19歳のセペロバのサーブで始まったこの試合、2-2からの第5ゲームで先にブレークを奪った同129位の土居は、サーブに苦しむセペロバから第7ゲームでも2度目のブレークを奪い5-2とリードを広げた。しかし続くゲームでは初めてセペロバにブレークを許すも、続くセペロバのサーブをまたしてもブレークし第1セットを土居が先取する。
しかし第2セットでは一変、第5、第7ゲームで土居がセペロバにブレークを許し2-5とリードされると、続くセペロバのサービング・フォー・セットでこのセット土居が初めてブレークを決め3-5へ。しかし、続くゲームでもダブルフォルトで3度目のブレークを土居が許しこのセットを落としてしまうなど、第1セットとは全く逆の展開となり勝敗の行方は第3セットへ。
第3セットでは、再び集中を高めた土居が第1ゲームをいきなりブレークでスタートさた。しかし第6ゲームではダブルフォルトを犯しブレークバックをセペロバに許し3-3に。続くサーブをキープしたセペロバに第5ゲームでも土居は痛恨のブレークを許してしまい3-5とリードされてしまう。続く第9ゲームをしっかりキープしたセペロバが1時間40分の逆転で土居を下し、今年のウィンブルドンに続く自身2度目のツアー本戦での勝利を飾った。
世界ランク128位の瀬間は同73位のバンデウェイに対し、第1セットでは幾度となくバンデウェイからブレークポイントを握るも1度もブレークが奪えず、逆に5-4とリードしてからの第10ゲームでバンデウェイは、このセット初めてのブレークポイントとなるセットポイントを瀬間から奪うとそれを決めて第1セットを先取。
第2セットも両者サービスキープで始まったが、先にブレークを許したのは瀬間だった。1-2からの第4ゲームでブレークを許した瀬間は、その後第6ゲームでもこのセット2度目のブレークをバンデウェイに許し1-5とリードを広げられ、迎えたバンデウェイのサービング・フォー・マッチをしっかりキープしたバンデウェイが79分のストレートで2回戦進出を決めた。
セペロバは第5シードのB・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)を7-5, 4-6, 6-3のフルセットで下したE・ガロビッツ(ルーマニア)と、バンデウェイはM・ウダン(アメリカ)を6-4, 6-7 (2-7), 7-6 (7-5)と接戦で倒した予選勝者のA・レザイ(フランス)と、それぞれ2回戦で対戦する。
その他、シード勢には明暗が分かれた。第2シードのC・シーパース(南アフリカ)がM・リバリコワ(スロバキア)の前に2-6, 1-6であっさり敗退したが、第3シードのS・スティーブンス(アメリカ)はS・カラタンチェバ(ブルガリア)を6-3, 2-6, 6-1で、第8シードのO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)もKa・プリスコバを6-2, 6-2で下して2回戦へ駒を進めた。
世界ランク41位のシーパースは同102のリバリコワから、第1セットでこの試合唯一のブレークを奪ったものの、第1セットで3度、第2セットで2度のブレークをリバリコワに奪われわずか65分のストレートで敗退し、早々に姿を消す結果となった。
スティーブンスはカラタンチェバに対し、第1、第2セットを分け合い勝敗の行方は第3セットへと持ち越された。その第3セットでは1度ブレークを許すも、4回あったカラタンチェバのサーブ全てをブレークし2時間2分のフルセットで勝利を物にした。
同82位のゴヴォルツォバも同111位のプリスコバに、試合を通して1度もブレークポイントを握らせない完璧なサービスゲームを展開し、各セットで2度ずつのブレークに成功すると若干57分の快勝でプリスコバを退けた。
その他の試合結果は以下の通り。
I・ファルコーニ(アメリカ), ○-× C・ジョルジ(イタリア), 6-2, 2-6, 6-4
J・ラーソン(スウェーデン) ○-× P・メイヤー(オーストリア), 6-1, 6-3
E・ダニリドー(ギリシア) ○-× V・ドゥシェヴィナ(ロシア), 6-3, 2-6, 6-2
M・シンク(ハンガリー) ○-× A・チャクエタゼ(ロシア), 7-6 (7-4), 6-2
なおこの日行われたダブルス1回戦には、青山修子(日本)/K・チャン(台湾)組が登場し、主催者推薦のS・カルホーン/ A・パーラ組を6-0, 6-2の快勝で退け準々決勝進出を決めた。なお、大会初日の29日に行われたダブルス1回戦では瀬間詠里花/カラタンチェバ組が第3シードのL・リー=ウオーターズ(アメリカ)/M・モウルトン=レヴィ組に1-6, 3-6のストレートで敗退していた。
今大会の優勝賞金は、シングルス3万7000ドル、ダブルス1万1000ドル。
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