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男子テニスツアーのベット・アット・ホーム・カップ（オーストリア/キッツビューヘル、賞金総額３５万８４２５ユーロ、クレー）は２４日、シングルス１回戦残り５試合が行なわれ、第７シードのＥ・ガルビス（ラトビア）が主催者推薦のＡ・ハイデル=マウアー（オーストリア）を2-6, 7-5, 6-1と、第２セットではマッチポイントを握られながらも逆転で勝利を飾った。

世界ランク６７位のガルビスは、第１セットでは同１４９位のハイデル=マウアーから１度もブレークが奪えず逆に２度のブレークを許し、あっさり先取されてしまう。

第２セットも序盤でブレークを許したガルビスだったが、ブレークバックに成功して４－５からの自身のサーブでは、１度ハイデル=マウアーにマッチポイントを握られたが、何度ものデュースを繰り返す苦しい展開から辛うじてキープに成功し５－５とすると、続くゲームをブレークしてこのセットを奪い返した。

敗戦目前から息を吹き返したガルビスは、意気消沈したハイデル=マウアーから、第３セットでは３度のブレークを奪うと２時間３分の逆転で勝利を飾り順当に初戦突破を決めた。

ガルビスは準々決勝進出を懸けてＲ・デュトラ・ダ=シルバと２回戦で顔を合わせる。この日の試合でデュトラ・ダ=シルバはＪ・ハジェク（チェコ共和国）と対戦したが、4-1とリードしたところでハジェクが目まいを訴え途中棄権。労せず２回戦進出となった。

その他の試合では、Ｓ・ボレッリ（イタリア）がＨ・ゼバロス（アルゼンチン）を7-5, 7-5のストレートで、予選を勝ち上がったＰ・オスワルドがＤ・ブランズ（ドイツ）を4-6, 6-2, 6-3の逆転で下して２回戦進出を決めた。

世界ランク１１１位のボレッリは同１０９位のゼバロス各セット１度ずつのブレークから接戦となるも、両セット共、終盤で２度目のブレークを奪ったボレッリが１時間４４分のストレートで勝利を飾った。

同２４２位で予選勝者のオスワルドは、同１１９位のブランズに第１セットは１度ブレークを許すとそのセットを奪われる。第２セットでは逆に２度のブレークをブランズから奪うと、勝敗の行方は第３セットへ。

その第３セットでは１度もブレークを許さなかったオスワルドは、１度ブレークをブランズから奪うと１時間４５分の逆転で、自身初となるＡＴＰツアー本戦での勝利を飾った。

残りの試合では、予選勝者のＰ・セルベナクがＲ・ラミレス=イダルゴ（スペイン）を4-6, 7-6 (7-1), 6-3の逆転で下して２回戦進出を果たした。

２回戦でボレッリは第２シードのＦ・マイヤー（ドイツ）と、オスワルドは第３シードのＲ・ハース（オランダ）と、セルベナクは第５シードのＭ・クリザン（スロバキア）と、それぞれ対戦する。

今大会は上位シード４選手が１回戦を免除されているため、２回戦から登場する。第１シードがＰ・コールシュライバー（ドイツ）、第２シードにマイヤー、第３シードにハース、第４シードにＡ・ラモス（スペイン）と続く。

今大会の優勝賞金は６万４７００ユーロ。