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女子テニスツアーのマーキュリー・インシュアランス・オープン(アメリカ/サンディエゴ、賞金総額74万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第2シードのD・チブルコワ(スロバキア)が第1シードのM・バルトリ(フランス)を6-1, 7-5のストレートで下し、優勝を飾った。チブルコワは優勝賞金9万6000ドルを獲得した。
チブルコワはこれでWTAツアー2勝目を挙げた。ツアー初優勝は昨年の10月のことだった。今回の優勝でチブルコワの決勝戦での戦績は2勝4敗となった。
一方、敗れたバルトリはトップシードとして今大会に臨んだものの、大会最初の3試合で合計8時間以上もプレーしていたため、決勝では体力的に厳しかった。
決勝戦のチブルコワは得意とする強力なグランドストロークで格上のバルトリを圧倒、第1セットを6-1で先取する。チブルコワは0-1から6ゲームを連取し、バルトリに付け入る隙を与えなかった。またバルトリに握られた3本のブレークポイントのいずれも跳ね返した。
第2セットに入ると息を吹き返したバルトリは、チブルコワのサービスゲームを2度ブレークし、4-1と大きくリードを重ねる。
しかし第1セットの勢いを失わなかったチブルコワは1-4から4ゲーム連取の猛攻で5-4と再びリードを取る。
第10ゲームはバルトリが奪い、試合は5-5のタイに。
第11ゲームをキープしたチブルコワは、6-5からの第12ゲームでバルトリのサービスのブレークに見事に成功、そのまま試合に終止符を打った。マッチポイントではバルトリのフォアハンドがネットにかかった。
161cmと小柄で「ポケット・ロケット」のあだ名を持つチブルコワは、バルトリとは対照的に決勝まで1セットも落としておらず、体力的に優位な状況にあった。準決勝終了後、それについてチブルコワは「体調は良く、フレッシュです。他の選手と異なり、ファイナルセットの試合はしていません。ですので明日も体調よく試合に入れるでしょう。それが有利に働くと思います」と話しており、決勝はまさに描いた通りとなった。
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