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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会12日目の7日、女子ダブルス決勝が行われ、S・ウィリアムズ(アメリカ)/V・ウィリアムズ(アメリカ)組が第6シードのA・フラヴァコバ(チェコ共和国)/L・フラデカ(チェコ共和国)組に7-5, 6-4のストレートで勝利、見事タイトルを獲得した。
女子シングルス決勝でA・ラドワンスカ(ポーランド)を下しセリーナがタイトルを獲得してから5時間後、今度は姉妹揃って5度目のダブルス優勝となった。
セリーナのシングルス優勝を客席から見守っていたヴィーナスは「セリーナのシングルスのプレーに感銘を受けました。彼女と同じコートでプレーするのは素晴らしいことです。彼女がいなければ優勝できなかったでしょう。」と、妹を称えた。
長年に渡り女子テニス界を席巻してきたウィリアムズ姉妹だが、近年は健康上の不安に悩まされていた。ヴィーナスは昨年の夏から自己免疫疾患の治療のために6か月近くもコートを離れ、セリーナは2010年に肺血腫や足の手術のために長期間の休養を余儀なくされていた。
2年ぶりのダブルスタイトルとなったヴィーナスは「彼女はファイターです。諦めろとは言えません。私たちが何かに負けるとは思ってもいませんでした。何も私たちを負かすことはできません。」と、セリーナについて語っている。
一方のセリーナは2009年以来となる単複2冠達成となった。
第1セットを先取した姉妹ペアは、第2セット5-4とリードした場面でヴィーナスのサービスゲームを迎えるとこれをキープ。午後11時までしかプレーが出来ない今大会、この試合が終わった時にはタイムリミットまで15分と迫っていた。
もしファイナルセットに突入した場合、試合は一時中断され、翌日に再開となっていた可能性が高い。
「ビーナスに明日に順延になっても構わないと伝えました。」とセリーナ。「時計のことは気にしていませんでした。私たちは本当にタフで良いプレーをしている対戦相手とのプレーに集中していました。」
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