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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会7日目の2日、女子シングルス3回戦8試合が行われ、第23シードのK・カネピ(エストニア)が第9シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)に6-1, 6-7 (3-7), 6-3のフルセットで勝利、4回戦に進出した。
元世界ランク1位のウォズニアキはこの試合中に何度かラインジャッジでもめる場面が見られた。そのうちの一つには、ボールがラインを掠めたというものもあった。
「このような間違いが起きるのは恥知らずなことです。」とウォズニアキ。「入っているかどうか微妙な判定でもありませんでした。明らかにアウトでした。」
その判定が起きたのは第2セット1-1の場面で、カネピがブレークチャンスを掴んだポイントだった。カネピのボールがアウトと見たウォズニアキは、主審に確認を求めたものの、判定が覆ることはなかった。
それに激高したウォズニアキは「どうやったら、そこに座って、それほど傲慢にいられるの?学校に行ったことありますか?」と、主審に向かって吐き捨てた。
第2セットを奪い返したウォズニアキであったが、第3セットに入ってもラインジャッジで抗議する場面があった。
5本目のマッチポイントで勝利を決めていたカネピは「そういったことはテニスの試合で起きうることですから、彼女が抗議したいと思えば、すればいいと思います。そういったことは覚悟しておくべきですし、気楽に考えています。」と、騒ぎの前にも冷静だった。
ウォズニアキは過去2年間、世界ランク1位としてシーズンを終えるなどしていたが、グランドスラムでのタイトルには手が届いておらず、メジャーでの最高成績は2009年のUSオープンでの決勝進出となっている。
現在は世界ランク9位となり、今シーズンはまだタイトルを獲得していないウォズニアキは、最近になって2002年全豪オープンの男子シングルス覇者であるT・ヨハンソン(スウェーデン)を新たなコーチとして招へいしている。
この他のシード勢では、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が第28シードのS・ポン(中国)に6-2, 6-1で退けたほか、第4シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)がN・ブラチコワ(ロシア)に6-2, 4-6, 6-1で、第7シードのN・リー(中国)がC・マーケイル(アメリカ)に3-6, 6-2, 6-1で勝利している。
2010年の全仏女王であり、昨年は準優勝と好成績を残している第14シードのF・スキアボーネ(イタリア)は、L・レプシェンコに6-3, 3-6, 6-8の逆転で敗れている。
この他の試合の結果は以下の通り。
K・ザコパロバ(チェコ共和国) ○-× A・パブリュチェンコワ(ロシア) (22), 6-3, 7-5
A・ルス(オランダ) ○-× J・ジョルジュ (25), 7-6 (7-5), 2-6, 6-2
Y・シュウェドワ(カザフスタン) ○-× C・スアレス・ナバロ(スペイン), 6-4, 7-5
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