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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会6日目の1日、男子シングルス3回戦8試合が行われ、センターコートの第4試合では第3シードのR・フェデラー(スイス)がN・マウー(フランス)に6-3, 4-6, 6-2, 7-5で勝利、順当に4回戦進出を決めた。
「体が大きな選手と対戦する時は、彼らを動かして守りのプレーをさせると、潜在的な弱点を見つけられることがあります。」とフェデラー。「彼は良いプレーをしていたと思います。こちらは少し苦戦しましたが、勝ち進めたので満足しています。」
2009年の今大会チャンピオンであるフェデラーは、2回戦に続き4セットでの勝利となった。この日の勝利によって、フェデラーはグランドスラムでの通算勝利数を235に伸ばしている。
一方のマウーは、フェデラーに4度目の挑戦にして初めてセットを奪うことができた。「信じていました。センターコートで少し緊張していたかも知れませんが、上手くいきました。だけど、第4セットを奪えなかったのは残念でした。」と、試合を振り返った。
フェデラーは4回戦でD・ゴファン(ベルギー)と対戦する。ラッキールーザーから勝ち上がってきたゴファンは、L・クボット(ポーランド)に7-6 (7-4), 7-5, 6-1のストレートで勝利、ラッキールーザーがグランドスラムの4回戦に進出するのは、17年ぶりとなる。
史上7度目となる快挙を達成した世界ランク109位のゴファンは「ロジャーとの対戦です。とても信じられません。」と興奮が隠せなかった。
21歳のゴファンは、子供の頃にフェデラーの写真を寝室に飾っていたことを告白している。「小さい時からロジャーをテレビで見ていました。僕にとって、彼は完璧なテニス、完璧なテクニックでした。さらにコートの外でも中でも、その人格が好きでした。日曜日はもちろんタフな試合になるでしょう。どういう準備をすればいいのか分かりませんが、楽しもうと思います。」
30歳のフェデラーが初めてグランドスラムで優勝したのは2003年のことで、その時のゴファンは12歳だった。
ゴファンとA・クレマン(フランス)の試合を少し見たというフェデラーは「良い試合でした。滑らかにボールを打つ印象です。そして才能もあります。そうでなければ、今大会でここまで勝ち進めないでしょう。」と、ゴファンについてコメントしている。
グランドスラム4連勝を狙う第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は、地元勢のN・デヴィルダー(フランス)に6-1, 6-2, 6-2のストレートで快勝している。前の試合が長引いたため、19時48分に試合は開始されたが、試合が終了したのは日没直前の21時32分だった。
「最後の15分間はハードでした。」とジョコビッチ。「この試合を胸中に終えることはとても重要でした。たった数ゲームのためだけに、明日も試合はしたくありません。」
この他の試合の結果は以下の通り。
JW・ツォンガ(フランス) (5) ○-× F・フォニュイーニ(イタリア), 7-5, 6-4, 6-4
T・ベルディフ(チェコ共和国) (7) ○-× K・アンダーソン(南アフリカ) (31), 6-4, 3-6, 6-7 (4-7), 6-4, 6-4
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン) (9) ○-× M・チリッチ(クロアチア) (21), 6-3, 7-6 (9-7), 6-1
S・ワウリンカ(スイス) (18) ○-× G・シモン(フランス) (11), 7-5, 6-7 (5-7), 6-7 (3-7), 6-3, 6-2
A・セッピ(イタリア) (22) ○-× F・ベルダスコ(スペイン) (14), 7-5, 3-6, 6-3, 4-6, 6-2
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