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ソニーエリクソンオープン(アメリカ・マイアミ)男子準決勝直前に、第2シードのラファエル・ナダルが、左ひざのけがのため棄権を申し出た。これによって、第4シードのアンディ・マリーが不戦勝で、マイアミ大会2回目の決勝進出を決めた。
ナダルは、3月30日マイアミ現地時間14時に、大会会場で緊急会見を行い、ナダルは次のように切り出した。
「マイアミ大会が始まった頃から、問題があったのですが、実際のところ、日に日に悪くなっていきました。昨日治療をしてもらって、今日の朝まで様子を見ていましたが、少し良くなったものの、今日試合を戦うには不十分でした」
今回のけがは、2月に地元マヨルカに戻っていた時から、左ひざに少し違和感があったという。準決勝に進出したインディアンウエルズ大会でも、ナダルは左ひざに不安を抱えたままプレーしていた。だが、今回は過去に患ったひざのけがとは異なる。明日、医者に診察してもらい、治療と休養を取る予定だ。
マリーは、試合直前の練習を終えた後に、ロッカールームでナダルと会い、棄権する事を知った。今年のマイアミ大会で、相手の棄権による2度目の勝利を手にしたマリーは、次のように語った。
「本当にこんなことはなかなか起こることではないと思うんですけど、1週間に2回もあるなんて不思議です」
ナダルは、一番得意とするクレーコートシーズンに万全な状態で臨み、ローランギャロスのタイトルを守りたいという思いもあるようだ。
「マイアミでいいコンディションで戦いたいために、2月は試合に出ず休みました。そして、クレーコートに良いコンディションで臨みたいという気持ちもあります。でも、クレーコートシーズンまでには、まだ2週間ありますからね。マイアミ大会も、とても重要な大会ですし、アンディとの準決勝を戦えなくて本当に残念です」
ナダルは、ヨーロッパのクレーシーズンで、例年どおりマスターズ1000・モンテカルロ大会からプレーする予定で、その後、バルセロナ大会にもエントリーしている。
(文・写真/神 仁司)
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