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男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・エリクソン・オープン男子(アメリカ/マイアミ、賞金総額397万3050ドル、ハード)は木曜日にシングルス準々決勝残り2試合を行い、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのD・フェレール(スペイン)を6-2, 7-6 (7-1)で、第21シードのJ・モナコ(アルゼンチン)が第8シードのM・フィッシュ(アメリカ)を6-1, 6-3と、いずれもストレートで退けベスト4が出揃った。
ディフェンディング・チャンピオンで世界ランク1位のジョコビッチは、試合開始からフェレールを圧倒。1度もブレークポイントを握らせず2度のブレークをフェレールから奪い32分でそのセットを先取に成功する。
第2セットも第1ゲームでいきなりフェレールのサーブをブレークしたジョコビッチだったが、すかさずフェレールがブレークバック。その後2度目のブレークに成功したジョコビッチが5-4とサービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。しかしフェレールがそのゲームをブレーク。このセットはタイブレークへと持ち込まれた。
タイブレークでは序盤から主導権を握ったジョコビッチがフェレールに挽回するチャンスを与えず7-1で制すると、1時間53分で勝利を飾り、大会2連覇へ大きく前進した。
「ダビド(フェレール)との試合はいつも厳しいものになります。彼はツアーの中でも常に諦めずに向かってくる選手の一人なのです。ファイナルセットへもつれたくなかったのです。なぜならフェレールは、疲れ知らずですから。」と、フェレールとの対戦の厳しさを語ったジョコビッチは、決勝進出を懸けて準決勝ではモナコと対戦する。
この日が28歳の誕生日だったモナコは、第8シードのフィッシュから2度のブレークを奪い第1セットをあっさり先取。第2セットでも先にブレークしたモナコだったが、第6ゲームでフィッシュにブレークバックを許し3-3に。しかしそこからモナコが3ゲームを連取、1時間23分の快勝でベスト4進出を果たし、嬉しいバースデーとなった。
「本当に信じられない。こんな素晴らしいテニスで自分の誕生日を祝う事が出来るだなんて。本当に幸せなバースデーになりました。全てのショットを思うように打てました。サーブもリターンも良く、完璧な試合でした。」と喜びを語るモナコは、これが自身2度目となるマスターズ1000大会での準決勝進出。前回は2010年の上海大会で準決勝へ進出しており、その時はA・マレー(英国)に敗れていた。
敗れたフィッシュは「彼(モナコ)が行なった事が全て上手く行っていた。コート狭しと走り回り、それが自分のミスを誘発したんだと思う。彼は自分に思うようなプレーをさせてくれなかったから、かなり無理もしてしまった。」と、完敗を認めていた。
もう一方の準決勝では、第2シードのR・ナダル(スペイン)と第4シードのマレーによって争われる。
今大会の優勝賞金は65万9775ドル。
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