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男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・エリクソン・オープン男子(アメリカ/マイアミ、賞金総額397万3050ドル、ハード)は水曜日にシングルス準々決勝2試合を行い、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第6シードのJW・ツォンガ(フランス)を6-2, 5-7, 6-4のフルセットで、第4シードのA・マレー(英国)が第9シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)を4-6, 6-3, 6-4の逆転で破り、順当に準決勝へ駒を進めた。
この日のナイトマッチに登場した世界ランク2位のナダルは、同6位のツォンガから2度のブレークを奪い第1セットを先取する。第2セットも先にブレークしてリードを奪ったナダルが5-4でサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたが、そこからツォンガが反撃に出る。そのゲームをブレークするなど、3ゲームを連取したツォンガが試合を振り出しに戻した。
勝敗を決める第3セットは両者譲らずサービスキープが続き、4-4からの第9ゲームでこのセット唯一のブレークを決めたナダル。続く自身のサービスゲームでは、2度のブレークポイントをしのぎそのゲームをキープし、2時間49分の接戦を制して、今大会では3年連続で5度目となるベスト4入りを決めた。
「最初ジョー(ツォンガ)は、普段以上のミスを犯していたので、それほど難しくはなかったのです。しかし、徐々に彼のプレーが良くなったので、自分は守りに回ってしまいました。」と第2セットで逆転された時を振り返ったナダルは、準決勝でマレーと対戦する。「アンディ(マレー)との対戦はいつも厳しいものになります。常に攻撃してくる選手です。今は体の回復に努める事が必要です。」と接戦からの疲労を語っていた。
世界ランク4位のマレーは、同9位のティプサレビッチから第1セットは先にブレークを奪い4ー2とリードするも、そこから4ゲームを連取されそのセットを奪われる。第2セットも序盤で2ゲームを奪われたマレーだったが、その後ティプサレビッチから3度のブレークを奪いセットオールへと追いつく。
勝敗のかかる第3セットでマレーは、1度もティプサレビッチにブレークを許さず、そのセット唯一のブレークをティプサレビッチから奪うと、2時間38分で逆転勝利を飾った。
2009年の今大会のチャンピオンであるマレーは「今日の試合は自分にとってとても重要な試合でした。第1セットを先取され、第2セットも常に先にブレークされる展開でしたから。そして、第3セットでは先にブレークに成功してリードしていながら終盤でブレークポイントを握られてしまいました。それでもそこでは強力なサーブが打て、サーブで効果的にポイントが取れてピンチを切り抜けられました。そんな戦い方も自分にとってとても大切な事でした。」と、劣勢時のプレーに満足気だった。
残りの準々決勝2試合は、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのD・フェレール(スペイン)と、第8シードのM・フィッシュ(アメリカ)が第21シードのJ・モナコ(アルゼンチン)と対戦する。
今大会の優勝賞金は65万9775ドル。
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