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男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、賞金総額43万4250ドル、ハード)は4日、シングルス2回戦7試合が行われ、予選から勝ち上がってきた伊藤竜馬(日本)は地元勢で第8シードのB・トミック(オーストラリア)に1-6, 2-6のストレートで敗退、ベスト8進出はならなかった。
昨年の楽天ジャパンオープンではフルセットの接戦を演じていた両者であるが、この日の対戦では世界ランク42位のトミックが同122位の伊藤を終始圧倒、試合を通して5度のブレークに成功すると、わずか44分でベスト8入りを決めた。
キャリア3度目となるベスト8進出を果たした19歳のトミックは、準々決勝でD・イストミン(ウズベキスタン)と対戦する。イストミンはこの日、T・ハース(ドイツ)と2回戦を行う予定であったが、ハースがふくらはぎの怪我を理由に試合前に棄権、コートに立つことなくベスト8入りとなった。
第5シードの錦織圭(日本)もこの日の2回戦に臨んだが、元世界ランク8位の実力者、M・バグダティス(キプロス)に3-6, 4-6のストレートで敗退、ベスト8進出はならなかった。
2006年の全豪オープンで決勝に進出したこともあるバグダティスは、準々決勝で第1シードのA・マレー(英国)と対戦する。世界ランク4位のマレーはこの日、G・ミュラー(ルクセンブルグ)を4-6, 7-6 (7-4), 6-0の逆転で下している。
第1セットを失ったマレーは、第2セットに入っても自分のリズムに乗ることができず、ゲームカウント5-6で迎えた第12ゲームでは30-30と、あと2ポイントで敗退というところまで追いつめられる。
しかし、このゲームをキープしてタイブレークに持ち込んだマレーは、相手のミスをきっかけに勢いに乗ると、ファイナルセットをベーグルで奪い、2時間で逆転勝利を決めた。
第2セットのタイブレークでは、粘り強いプレーでセットポイントを引き寄せていたマレーは「あのポイントは大きかったし、自信を与えてくれました。時には、ああいったビッグポイントが前に進む原動力になります。」と、試合の流れを変えたプレーを振り返った。
この他の試合の結果は以下の通り。
G・シモン(フランス) (2) ○-× J・ダックワース(オーストラリア), 6-3, 7-5
A・ドルゴポロフ(ウクライナ) (3) ○-× I・アンドレエフ(ロシア), 6-7 (3), 7-6 (11-9), 6-2
R・シュティエパネック(チェコ共和国) (6) ○-× J・ニエミネン(フィンランド), 7-6 (7-3), 6-2
S・ヒラルド(コロンビア) ○-× P・ペッツシュナー(ドイツ), 6-4, 6-4
今大会の優勝賞金は7万4370ドル。
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