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男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップの決勝(スペイン/セビリア、クレー)、スペインとアルゼンチンの対戦は2日、シングルス2試合が行われ、ホームのスペインがR・ナダル(スペイン)とD・フェレール(スペイン)の活躍により2連勝、2年ぶり5度目のタイトルに王手をかけた。
この日の第1試合ではナダルがJ・モナコ(アルゼンチン)に6-1, 6-1, 6-2で、続く第2試合ではフェレールがJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に6-2, 6-7 (2-7), 3-6, 6-4, 6-3のフルセットで勝利している。
2008年の決勝以来となるスペインとアルゼンチンの対戦、世界ランク2位のナダルは同26位のモナコから7度ものブレークに成功すると、危なげない内容で母国に1勝目をもたらした。
この日がキャリア初となるデビスカップ決勝の舞台だったモナコは「良いプレーをしていた感触だったけど、相手はナダルでした。」と、親友でもあるナダルとの対戦を振り返った。
続いた行われた第2試合では、セットカウント1-2と劣勢に立たされたフェレールであったが、第4セットを奪い返すとファイナルセットでは5-1とリード、最後はこの日28本目となるフォアハンドのウィナーを決め、5時間近くかかったマラソンマッチに終止符を打った。
スペインに2年ぶりとなるタイトルにむけて大きな2勝目を挙げたフェレールは「多分、今日はキャリアで最高の試合だったね。」と自分のプレーを振り返った。
それに対し、デル=ポトロは「まだ負けてはいません。明日になれば、チャンスがあります。でも、どれだけ信じられないプレーをしても、スペインには負けることがあります。」と、コメントしている。
2008年の決勝では、D・ナルバンディアン(アルゼンチン)に敗れていたフェレールは「タフな試合を予想していたけど、ここまでタフとはね。ほとんど完璧でした。そうでなければ、勝てなかったでしょう。」と試合についてコメントした。
第2セットと第3セットではデル=ポトロに試合の流れを支配されていたフェレールであったが、コートサイドからナダルやチームメイトから声援を受けると粘り強くデル=ポトロのミスを待ち続け第4セットを奪い返す。
ホームの大声援に後押しを受けたフェレールはファイナルセットでは完全に勢いを取り戻し、第4、第6ゲームでブレークに成功、デル=ポトロを突き放した。
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