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20日から始まる男子ツアー最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(英国/ロンドン、賞金総額507万ドル、ハード)のウェルカムセレモニーが催され、大会に出場する8人のトップ選手達が一堂に会した。
今大会は1年を通して獲得したランキングポイントの上位8人のみが出場でき、文字通り世界最高レベルのプレーが繰り広げられる。
そのテニスのレベルと比例するように賞金額も他の大会に比べ非常に高額であり、今大会に出場するだけで12万ドルを各選手は獲得するうえ、ラウンドロビン(総当たり)で行われるグループリーグで1勝するごとに12万ドルが獲得賞金に上乗せされる。
また全試合に勝利してタイトルを獲得すると、その獲得賞金額は163万ドルとなる。今年のUSオープンでの優勝賞金は180万ドルであったため、その賞金額だけをとってもグランドスラムに匹敵するといえる。
今大会に出場するメンバーも豪華であり、今季グランドスラム3勝のN・ジョコビッチ(セルビア)をはじめ、全仏チャンプのR・ナダル(スペイン)、ディフェンディング・チャンピオンのR・フェデラー(スイス)、そして地元期待のA・マレー(英国)などがロンドンに集結した。
世界ランク4位のフェデラーは、今大会で史上最多タイとなる5勝を挙げており、もし今年も優勝となるとI・レンドル(アメリカ)、P・サンプラス(アメリカ)を抜き去り単独トップの6勝目となる。
今年で30歳と今大会に出場する8人で最年長となるフェデラーだが、USオープン準決勝で敗退後はバーゼルとパリで2大会連続でタイトルを獲得するなど好調を維持しており、今年も優勝候補の一人として考えられている。
世界ランク1位のジョコビッチは、グランドスラム3勝を記録するなど最高のシーズンを送っていたが、それ以降は怪我に泣かされており、バーゼル大会の準決勝で錦織圭(日本)に敗れると、続くパリでは準々決勝を前に棄権していた。
USオープン以降はツアーでの優勝がないジョコビッチは「このシーズンを完璧にするために、今大会で優勝しなくてなならないとは思っていません。しかし、ベストを尽くす準備はしていますし、良い形でシーズンを終えたいと思っています。」と、意気込みを語っている。
地元の期待を背負うマレーは、USオープン後のアジアシリーズで17連勝を記録。楽天ジャパン・オープンを含む3大会でタイトルを獲得している。
今大会はビッグ4のほか、D・フェレール(スペイン)、JW・ツォンガ(フランス)、T・ベルディフ(チェコ共和国)、そしてM・フィッシュ(アメリカ)が出場権を獲得しており、現地時間20日から戦いの火蓋が切って落とされる。
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