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男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、賞金総額183万8100ユーロ、ハード)は6日、シングルス決勝が行われ、錦織圭(日本)は第3シードのR・フェデラー(スイス)の前に1-6, 3-6のストレートで敗退、今シーズン2度目となる準優勝に終わった。
元世界ランク1位のフェデラーは、かつてボールボーイも務めていた今大会で通算5度目の優勝となった。「ここでタイトルを取ることは、いつでも自分にとって最高に素晴らしいことです。来年も会いましょう。」とコート上で語ったフェデラーは、喜びを隠さなかった。
一方、準決勝で世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)を破る活躍を見せていた錦織であったが、この日はフェデラーのプレーの前に活路を見いだせなかった。
公式戦で初めてフェデラーと対戦した錦織は「今日の彼は、良すぎました。ベストを尽くそうとしましたが、彼がそうさせてくれませんでした。」と、グランドスラム16勝を誇るチャンピオンを称えた。
全仏オープン以来となる決勝進出だったフェデラーは、これで年初のドーハ以来となる今季2勝目のタイトルとなった。
オープニングゲームからフェデラーにブレークされた錦織は、第1セットではフェデラーの完璧なサービスゲームの前に活路を見いだせず、あっさりと先制を許してしまう。
第2セットに入ると徐々に本来のパフォーマンスを発揮し始めた錦織であったが、第2セット第6ゲームでブレークを許してしまうと、第9ゲームであった唯一のブレークチャンスを生かせず、1時間12分で敗退となった。
2008年のデルレイビーチ以来となるツアー2勝目とはならなかった錦織だが、今大会で準優勝となったことで、来週発表される世界ランキングでは25位前後まで上昇する見込みとなっている。これは、日本の男子選手としては史上最高となる。
優勝した2003年のウィンブルドン以来となる世界トップ3圏外で大会に出場していたフェデラーにとって、準々決勝で対戦したA・ロディック(アメリカ)の15位が今大会で対戦した最高ランキングの相手であった。
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