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男子テニスツアーのクレムリン・カップ(ロシア/モスクワ、賞金総額72万5000ドル、ハード)は20日、シングルス2回戦4試合が行われ、第1シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)がI・クニツィン(ロシア)に6-7 (5-7), 6-1, 6-0の逆転で勝利、準々決勝に進出した。
2008年の今大会チャンピオンであるクニツィンに第1セットを奪われたティプサレビッチは、第2セット4-1の場面から8ゲームを連取して一気に試合を決めた。
「第1セットではボールを叩けていませんでした。精神的にはファイトしていましたが、積極的ではありませんでした。」と試合後に語ったティプサレビッチは、2009年の今大会で準優勝している。
またティプサレビッチは、第2セット第6ゲームが勝利の鍵としている。「あれで2度目のブレークになり、セットをほぼ手中にしました。そして第3セットでは、オープニングゲームで彼のゲームをブレークできたのです。」
準々決勝でティプサレビッチは、D・ツルスノフ(ロシア)と対戦する。第6シードのツルスノフは、J・ベネトー(フランス)を6-3, 7-6 (7-1)のストレートで下し、ベスト8入りを決めている。
残る試合では、J・シャーディ(フランス)が第3シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)を6-3, 7-6 (8-6)で、P・コールシュライバー(ドイツ)が第7シードのG・ミュラー(ルクセンブルグ)に7-6 (7-4), 6-3で勝利、シード勢が姿を消す結果となっている。
今大会の優勝賞金は13万2160ドル。
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