HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
16日から行われる男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ準決勝、スペイン対フランス(スペイン/コルドバ、クレー)のシングルス第1試合に、12日に行われたUSオープン決勝で激戦を繰り広げたばかりのR・ナダル(スペイン)が出場することが決まった。
この試合でナダルは、R・ガスケ(フランス)と対戦する。昨年大会でも両国は対戦しているが、その時はフランスが5-0でスペインに勝利、ホームでの連勝記録を19に伸ばしていた。
USオープン決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)に4セットで敗れていたナダルは「少し疲れていますし、クレーコートでは4時間ちょっとしか練習できていないので、最高の状態ではありません。クレーコートで最高の選手を相手にするのに、十分ではないでしょう。」と、コンディションについてコメントしている。
一方のガスケは「彼はクレーでは最高の選手ですし、観客も彼の味方をするでしょう。球足が速いコートですし、とても暑いので、彼にプレッシャーをかけるのは難しいでしょう。」とコメントしている。
昨年の両国の対戦では、スペインはナダルを欠いた布陣で試合に臨んでいたが、今回はフランスからG・モンフィス(フランス)が怪我のために欠場している。
「昨年の我々は、明らかに欠場の影響を受けました。しかし、ここにはリベンジのために来たわけではありません。モンフィスはクレーでも良い選手なので、彼の欠場は大きいですが、それでも彼らは良いチームです。」とスペイン代表の監督であるA・コスタ(スペイン)はコメントしている。
シングルス第2試合では、スペインのナンバー2であるD・フェレール(スペイン)がG・シモン(フランス)と対戦する。
フランス代表の監督であるG・フォルジェ(フランス)は、今回のシングルスから世界ランク10位のJW・ツォンガ(フランス)を外す意表をついたオーダーを組んでいる。ツォンガは土曜日に行われるダブルスにM・ロドラ(フランス)とのペアで出場する。
今年はウィンブルドンでR・フェデラー(スイス)を破りベスト4に進出、USオープンでもベスト8入りをしていたツォンガがナダルとのエース対決に起用されると考えられていた。
このままオーダーに変更がなければ、日曜日に行われるリバースシングルスで、ナダルがシモンと、フェレールがガスケと対戦する。
ナダルの体調に不安が残るスペインではあるが、今回のスペイン代表チームはアウェイでアメリカから勝利するなど、不利な状況からでも勝利するポテンシャルを秘めている。
ホームでの負けられない試合に臨むコスタは、気温30度を超える暑さでの試合について「僕らのチームに優位に働くでしょう。ボールはより弾むでしょうし、我々はそういったコンディションでのプレーを得意としています。」と、自信を語っている。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.