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男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ準々決勝、アメリカとスペインの対戦(アメリカ/テキサス、ハード)は9日、ダブルス1試合が行われ、前日のシングルスで連敗を喫していたアメリカが勝利、通算1勝2敗とし準決勝進出に望みをつなげた。
この日の結果、アメリカは10日に行われるシングルス2試合に出場する予定のM・フィッシュ(アメリカ)とA・ロディック(アメリカ)に準決勝進出の望みをつなげた。
初日のシングルスでまさかの連敗を喫し、後がなくなったアメリカはB・ブライアン(アメリカ)とM・ブライアン(アメリカ)のダブルス世界ランク1位ペアを起用、チームの命運を預ける。この2人がチームの期待に応え、M・グラノジェルス(スペイン)/F・ベルダスコ(スペイン)を6-7 (3-7), 6-4, 6-4, 6-4で撃破した。
一方で2勝1敗となったスペインは、3日目に行われるリバース・シングルスで1勝すれば、その時点で準決勝進出となる。
3日目の第1試合でD・フェレール(スペイン)がフィッシュに勝利すれば、そのままスペインの勝ち抜けとなるが、もしフィッシュが勝利すると、ロディックとF・ロペス(スペイン)の試合で全てが決まる。
この日の勝利に貢献したマイク・ブライアンは「僕らにもチャンスはある。もしそれがアンディに委ねられるなら、これ以上の人材はいないね。ここは彼のホームだからね。」と、大逆転勝利への期待を語った。
しかし、アメリカはこれまで0勝2敗に追い詰められてからの通算成績を1勝36敗としており、決して有利な状況とは言い切れない。
フィッシュとフェレールはこれまで7度の対戦があり、フィッシュが4勝3敗と勝ち越してはいるが、デビスカップでの対戦は今回が初めてとなる。
またロディックはロペスに対し7勝1敗としているが、その1敗は2週間前のウィンブルドンで喫したものだった。
スペイン代表チームの監督であるA・コスタ(スペイン)は「彼らは地元ファンも、得意とするコートも、全てを持っている。だけど、我々は1試合に勝利すればいい。」と、必勝体制で最終日に臨む意気込みを語っている。
一方でアメリカ代表の監督であるJ・クーリア(アメリカ)は「僕は大学には行っていないので、歴史には詳しくありません。ここでは歴史は何の意味もありません。あるのは2人の選手がボールを打ち合うことだけ。明日、何が起こるなんて、どんな本にも書いていません。」と、逆転勝利に向けて気合を入れた。
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