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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(英国/ロンドン、賞金総額1460万ポンド、芝)は2日、女子シングルス決勝が行われ、第8シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)が第5シードのM・シャラポワ(ロシア)に6-3, 6-4で勝利、自身初となるグランドスラム優勝を成し遂げた。
今大会でチェコ勢がタイトルを獲得するのは、13年前のJ・ノボトナ以来となる。また女子シングルスを左利きの先取が制したのは、1990年のM・ナブラチロワ(アメリカ)以来となる。
そのノボトナとナブラチロワが観客席で見守るセンターコートに登場したクヴィトバは、今回がキャリア初となるグランドスラム決勝にも関わらず堂々としたプレーでシャラポワと渡り合った。
今大会を2004年に制しているシャラポワは、2006年のUSオープン、2008年の全豪オープンでもタイトルを獲得しており、戦前の予想ではシャラポワ有利とされていた。
さらに今大会でシャラポワは、1セットも失うことなく決勝に進出していた。しかし、シャラポワは準決勝でS・リシキ(ドイツ)と対戦した際には13本ものダブルフォルトを犯すなど、自らのサーブに苦しめられていた。
試合前のトスでレシーブを選択していたシャラポワは、オープニングゲームでブレークに成功したものの、直後の第2ゲームでクヴィトバにブレークバックを許してしまう。
そして第1セット第6ゲーム、30-30からシャラポワが痛恨のダブルフォルトを連続で犯し、クヴィトバがゲームカウント4-2とリードを奪う。
そのままサービスキープを続け第1セットを先取したクヴィトバは、第2セットのオープニングゲームでブレークに成功すると、中盤でのブレーク合戦を切り抜けると、試合開始から1時間25分で歓喜の瞬間を迎えた
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