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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン（英国/ロンドン、賞金総額１４６０万ポンド、芝）は２４日、センターコートで男子シングルス３回戦が行われ、第４シードのＡ・マレー（英国）がＩ・リュビチッチ（クロアチア）に6-4, 4-6, 6-1, 7-6 (7-4)で勝利、４年連続で４回戦に進出した。

セットカウント２－１で迎えた第４セット、マレーはゲームカウント５－４で自らのサービスゲームのチャンスを迎える。しかし、ここでリュビチッチがブレークバックに成功、このセットはタイブレークまでもつれることとなる。

このタイブレークをリターン力で勝るマレーが制し、２時間５６分でゲームセット。通算５度目となる４回戦進出を決めたマレーは、第１７シードのＲ・ガスケ（フランス）と対戦する。マレーとガスケは３年前の４回戦でも対戦しており、そのときは２セットダウンとされたマレーが大逆転で勝利、準々決勝に進出している。

この日の試合でガスケは、Ｓ・ボレッリ（イタリア）を6-3, 6-2, 6-4で下している。「今日はアグレッシブにプレーをして、ゲームをリードしたかった。２セットは良いプレーが出来て、その後で少しプレッシャーを感じました。だけど、良いサーブで試合を終らせられました。」

今大会に出場するのは２００８年以来となるガスケは、ここまでの３試合全てをストレートで勝利している。「良いプレーが出来ています。僕は世界ランク１３位ですし、プレーのレベルを上げられています。」

今大会では２００７年にベスト４入りを果たしているガスケは、自身２度目となるグランドスラムでの８強入りを目指す。２５歳のガスケはこれまでのキャリアで、通算８度の４回戦進出を記録している。

この他の３回戦では、ノーシードのＦ・ロペス（スペイン）が第８シードのＡ・ロディック（アメリカ）を7-6 (7-2), 7-6 (7-2), 6-4のストレートで破り、４回戦に進出している。

この日の試合で２８本のサービスエースを決めているロペスは「自分にとって大きな勝利です。アンディとはたくさん試合をしてきて、常に彼に負けていました。今日勝つことは、とても重要なことでした。前に彼に負けていたとしても、ウィブルドンで勝つことは特別なことです。この素晴らしいコートで彼に借りを返すことでできて満足しています。」と勝利の喜びを語った。

この日はシングルス２回戦の残り３試合も行われており、第７シードのＤ・フェレール（スペイン）がＲ・ハリソン（アメリカ）を6-7 (6-8), 6-1, 4-6, 6-3, 6-2で下しているほか、第１１シードのＪ・メルツァー（オーストリア）がＤ・ツルスノフ（ロシア）を6-3, 2-6, 7-6 (7-5), 7-6 (7-1)で、Ｂ・トミック（オーストラリア）がＩ・アンドレエフ（ロシア）を4-6, 5-7, 6-3, 6-4, 6-1で下し、それぞれ３回戦に進出している。

今大会の優勝賞金は１１０万ポンド。