男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・エリクソン・オープン（アメリカ/マイアミ、賞金総額３６４万５０００ドル、ハード）は２４日、シングルス１回戦１６試合が行われ、錦織圭（日本）がＪ・シャーディ（フランス）に7-6 (7-5), 6-2のストレートで勝利、２回戦に進出した。
世界ランク４９位のシャーディに１１本ものサービスエースを決められた錦織であったが、第１セットをタイブレークの末に先取すると、第２セットでは２度のブレークに成功、１時間３５分で勝利を手にした。
水曜日にはチャリティーのためのサッカーイベントに参加していた錦織は、２回戦で第１シードのＲ・ナダル（スペイン）と対戦する。
通算３度目となるナダルとの対戦を前に錦織は「彼は世界ナンバー１ですし、僕にとってチャレンジとなるでしょう。本当に興奮しています。ラファやトップ選手との対戦はいつも興奮します。ベストを尽くします。もちろん、何か違うことを少しはしなくてはならないでしょう。いつもよりも積極的になると思います。」と、大一番への意気込みを語った。
錦織とナダルはこれまでに芝コートで２度の対戦があるが、いずれもナダルが勝利している。両者の対戦は、昨年のウィンブルドン１回戦以来となる。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｓ・スタコフスキ（ウクライナ） ○-× Ｇ・ディミトロフ（ブルガリア）, 6-2, 6-4
Ｆ・ジル（ポルトガル） ○-× Ｐ・カプデビル（チリ）, 6-1, 3-6, 7-6 (10-8)
Ｏ・ロクス（ベルギー） ○-× Ｂ・カブチッチ（スロベニア）, 3-6, 6-4, 7-5
Ｒ・シュトラー（ドイツ） ○-× Ｒ・ハリソン（アメリカ）, 7-5, 6-2
Ｃ・ベルロク（アルゼンチン） ○-× Ｊ・ソック（アメリカ）, 7-5, 7-6 (10-8)
Ｆ・マイヤー（ドイツ） ○-× Ｉ・カルロビッチ（クロアチア）, 6-4, 7-6 (10-8)
ルー・イェンスン（台湾） ○-× Ｐ・リバ（スペイン）, 6-3, 6-2
Ａ・セッピ（イタリア） ○-× Ｍ・ズベレフ（ドイツ）, 6-2, 6-7 (9-11), 6-1
Ｊ・ティプサレビッチ（セルビア） ○-× Ｒ・ハース（オランダ）, 6-4, 7-6 (7-5)
Ｐ・クエバス（ウルグアイ） ○-× Ｍ・ベレー（ドイツ）, 6-4, 7-6 (7-2)
Ｒ・シュティエパネック（チェコ共和国） ○-× Ｆ・フォニュイーニ（イタリア）, 6-3, 7-6 (7-5)
Ｐ・ペッツシュナー（ドイツ） ○-× Ｆ・セラ（フランス）, 6-1, 7-5
Ｔ・ガバシュビリ（ロシア） ○-× Ｄ・ブランズ（ドイツ）, 6-2, 7-6 (7-5)
Ｆ・ロペス（スペイン） ○-× Ｒ・ベランキス（リトアニア）（リトアニア）, 4-6, 7-6 (7-5), 6-3
Ｒ・ラミレス=イダルゴ（スペイン） ○-× Ａ・マンナリノ（フランス）, 7-6 (7-3), 6-7 (3-7), 6-2
今大会の優勝賞金は６１万１０００ドル。
（2011年3月25日13時57分）
ナダル 大歓声の中全仏センターコートで練習 
