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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会9日目の25日、センターコート第2試合で男子シングルス準々決勝が行なわれ、第2シードのR・フェデラー(スイス)が第19シードのS・ワウリンカ(スイス)を6-1, 6-3, 6-3のストレートで下し、8年連続となる準決勝進出を果した。
史上初となる全豪オープン5度目の優勝を目指すフェデラーは、今回でグランドスラム27大会連続での準々決勝の舞台となった。
一方のワウリンカは、これがキャリア通算2度目となるグランドスラムでの8準々決勝で、史上初となるスイス勢同士の対戦となった。ワウリンカはこれまでフェデラーと7度の対戦があったが、勝利を奪ったのは1度しかなかった。
フェデラーとワウリンカは2008年に行なわれた北京オリンピックにスイス代表として出場、ダブルスで金メダルを獲得しているほか、デビスカップでのチームメイトでもある。ゆえに、このような大舞台での対戦はお互いにとってチャレンジとなった。
「A・ロディック(アメリカ)やG・モンフィス(フランス)や他の選手たちとは全く違うプレーをスタンに対してしたんだ。彼にとっても簡単な試合じゃなかったのは明らかだね。」とフェデラー。「僕は数多くの準々決勝に進出してきたし、こういった状況も多く経験しているから対処もできる。彼にとってはトリッキーだけどね。」
「スコアは簡単に見えるかも知れないけど、とてもタフな試合だったと思うよ。」と語ったフェデラーは、この試合の中で股抜きショットやポール回しなどを披露している。
ワウリンカは第2セット第6ゲームでブレークチャンスを迎えたものの、グランドスラム16勝を誇るフェデラーが3ポイントを連取、ワウリンカにリードを与えなかった。
一方のフェデラーは、7度あったブレークチャンスのうち5ポイントをブレークに結びつけた。
またワウリンカは、第3セット第2ゲームでブレークを許してしまうと、フラストレーションが爆発、ラケットをコートで叩き折り、コードバイオレーションの警告が与えられていた。
ディフェンディング・チャンピオンとして連覇がかかるフェデラーは、準決勝で第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)の勝者と対戦する。昨年のグランドスラムでは、ジョコビッチはウィンブルドンで、ジョコビッチはUSオープンでフェデラーから勝利を奪っている。さらに、ジョコビッチは2008年の準決勝でフェデラーを破り、その勢いでタイトルを獲得している。
フェデラーにとっては、準決勝はリベンジというわけではなく、あくまで決勝に進出することが重要とのこと。
「彼らにはシーズンの終盤でリベンジしているからね、もうその必要はないと思っているよ。僕はただコートに出て彼らと試合をするだけだよ。」
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