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男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズであるBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、賞金総額222万7500ユーロ、ハード)は8日、シングルス1回戦9試合が行われ、R・ガスケ(フランス)がN・マウー(フランス)との地元勢対決を7-5, 4-6, 7-6 (9-7)の大接戦で制し初戦を突破、2回戦でR・フェデラー(スイス)と対戦することとなった。
今大会には2007年以来の出場となるガスケは、球足の速いコートに苦戦したことを認めた。「ここはとても速いし、バウンドも低いんだ。3日前にバーゼルでプレーしていたけど、全く違う感覚だね。勝ち進めて嬉しいし、フェデラーとの対戦も楽しみさ。数年ぶりだよ。」とコメントしている。
ガスケは当時18歳だった2005年、モンテカルロ・マスターズの準々決勝でフェデラーから唯一の勝利を挙げている。
それ以来、フェデラーには6連敗を喫しているガスケは「違う時代のようだよ。僕は何者でもなかったし、ランキングも100位くらいだった。僕はパッシングショットをマッチポイントで決めて、フェデラーに勝ったんだ。信じられなかったよ。」と、当時を振り返った。
ファイナルセットのタイブレークで6-3とリードし絶好のチャンスを得たガスケであったが、先月行われたオープン・シュ・ド・フランスの2回戦でも同じ状況から逆転負けを喫していた。
「もう眠れない夜はいらなかったよ。勝たなきゃいけない、負けたら辛いと自分に言い聞かせたんだ。明らかに緊張していたね。6-6に追いつかれた時は、色々なことが頭を駆け巡ったよ。」とガスケはタイブレークを振り返った。
しかしガスケは5本目のマッチポイントでバックハンドのパスを放つと、主催者推薦で出場のマウーがバックハンドのボレーをネットにかけゲームセット。2時間27分で呪縛から解き放たれた。
世界ランク27位のガスケは、フランスのエースであるJW・ツォンガ(フランス)が膝の怪我のために今シーズンを終了したため、来月行われるデビスカップ決勝のメンバーに選ばれるチャンスがある。デ杯チームの監督であるG・フォルジェ(フランス)は、この試合を観戦していた。
主催者推薦で出場を果たしていた地元勢のA・クレマン(フランス)は、F・ロペス(スペイン)を6-7 (8-10), 7-6 (9-7), 6-3の接戦で振り切り、2回戦進出を決めている。
試合を通して22本のサービスエースを決めたクレマンは、1本もブレークピンチに直面しない安定したサービスゲームを展開すると、ファイナルセット第2ゲームでこの試合唯一のブレークに成功、そのまま逃げ切った。
クレマンを上回る30本のサービスエースを記録したロペスであったが、ブレークを許したゲームでは3本連続でダブルフォルトを犯していた。
この他の試合の結果は以下の通り。
B・ベッカー(ドイツ) ○-× D・イストミン(ウズベキスタン), 6-4, 6-4
J・ニエミネン(フィンランド) ○-× X・マリス(ベルギー), 6-4, 6-3
F・フォニュイーニ(イタリア) ○-× M・ベレー(ドイツ), 7-5, 3-6, 6-4
M・ロドラ(フランス) ○-× P・スタラーチェ(イタリア), 6-4, 6-1
R・シュティエパネック(チェコ共和国) ○-× M・ラッセル(アメリカ), 6-2, 6-0
S・ヒラルド(コロンビア) ○-× T・デ=バッカー(オランダ), 6-7 (3-7), 6-4, 7-5
S・ワウリンカ(スイス) ○-× J・ウィアンナ(フランス), 6-3, 7-5
今大会の優勝賞金は45万ユーロ。
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