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男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、賞金総額210万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのD・フェレール(スペイン)に第1セット、3-1とリードした時点で雨がひどくなり、試合は月曜日に順延となった。
昨年覇者で世界ランク2位のジョコビッチは、準決勝で予選勝者のJ・アイズナー(アメリカ)を7-6(7-1), 6-4で下し、決勝進出を決めていた。
一方、世界11位のフェレールは、準決勝でI・リュビチッチ(クロアチア)を6-4, 4-6, 6-4で振り切って決勝に駒を進めている。
今季はウィンブルドンでベスト4入り、全米オープンでは準優勝し、調子のよいジョコビッチは、来週の上海マスターで世界王者のR・ナダル(スペイン)や世界3位のR・フェデラー(スイス)と対戦するのを楽しみにしているようだ。ジョコビッチは準決勝終了後、「(今大会の)決勝戦についても十分なエネルギーが残っているし、もちろん上海マスターズにもね。今は調子がいいし、自信がある。このまま行きたいね。」と話している。
またジョコビッチは、トップ8選手のみが参加できる11月末のロンドンでのATPワールド・ツアー・ファイナルへの出場権を既に手にしている。ジョコビッチは4年連続の出場を決めている。
ダブルス決勝は日曜日に行われ、世界トップペアで第1シードのB・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)組が世界13位ペアで第4シードのM・フィルステンベルク(ポーランド)/M・マトコウスキー(ポーランド)組を6-1, 7-6(7-5)のストレートで下し、見事、タイトルを手中に収めた。
ブライアン組は速い展開で第1セットをわずか21分で先取する。フィルステンベルク/マトコウスキー組は大事なポイントでダブルフォルトが多く、自滅した形となった。
第2セットに入るとサービスキープが続き、3-3となる。そこからフィルステンベルク/マトコウスキー組がブレークに成功、4-3とリードする。ブライアン組がサービスをブレークされたのは今大会で初めてのことだった。
しかしブライアン組は、その後にマトコウスキーのサービスブレークに成功し、5-5のタイに戻すと、第11ゲームをしっかりキープし、6-5とする。
その時点で雨が降り出し、試合は約1時間にわたって中断された。再開後の第12ゲーム、フィルステンベルクがキープに成功し、試合はタイブレークへ。
タイブレークでは5-5からボブ・ブライアンがフォアハンドのエースを決め、マッチポイントを手にする。マッチポイントでは再びフォアハンドのエースがフィルステンベルク/マトコウスキー組のコートを突き刺さると、試合に終止符が打たれた。
ブライアン組はこれで今大会で2勝目、今季10勝目、ATPツアー通算66勝目を決めた。同ペアは試合後、お決まりのジャンプして胸を合わせるポーズを見せ、観客を喜ばせた。またトロフィー授与式でも同ポーズを披露した。
今大会のシングルスの優勝賞金は50万ドル。
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