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女子テニスツアーのパレルモ国際女子(イタリア/パレルモ、賞金総額22万ドル、クレー)は日曜日に決勝戦を行い、第5シードのK・カネピ(エストニア)が第1シードのF・ペネッタ(イタリア)を6-4, 6-3のストレートで下し、見事、トロフィーを手にした。カネピは優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
これでカネピは、エストニア人として初の四大大会準々決勝進出、トップ20ランカー、ツアー初優勝という3つの偉業を達成したことになった。
ペネッタとカネピはこれまで5度の対戦があり、ペネッタが3勝2敗でわずかにリードしていた。前回の対戦は2年前の北京オリンピックで、そのときはカネピが勝っていた。しかし過去2度のクレーでの対戦ではいずれもペネッタがストレート勝ちを収めていた。今回の勝利でカネピは、クレーを得意とするペネッタからクレーでの初勝利をあげるとともに、対戦成績を3勝3敗のタイに戻した。
カネピは第1セットの第1ゲーム、いきなりサービスゲームを落としてしまう。第2ゲームはペネッタがしっかりキープ、2-0とリードすると、第3ゲームでもペネッタが2本のブレークポイントを握る。
しかしそこで何とか踏ん張ったカネピは1-2とすると、勢いに乗り、第1セットを6-4で先取する。
第2セットでも勢いの衰えなかったカネピは同セットを6-3で奪い、そのまま試合に終止符を打った。
カネピはこれまでツアーで2度決勝に進んでいたが、いずれも準優勝止まりだった。
試合後、カネピは「ツアー初優勝を達成できてとてもうれしい。テニス人生で最高の時ね。(ベスト8入りした)ウィンブルドンでも調子がよく、いいプレーができている。彼女(ペネッタ)はいいプレーをしていたけど、今日は大事な場面で私の方が攻撃的だった。」と振り返った。
カネピは2008年の全仏オープンでベスト8入りし、トップ20ランカーとなった。今年は調子を落とし、一時、ランキングはトップ100圏外となっていたが、ここ数カ月で調子を取り戻していた。
一方、準優勝に終わった昨年覇者のペネッタは、これでツアー決勝戦での戦績を9勝11敗とした。試合後、ペネッタは「彼女(カネピ)におめでとうと言いたい。すばらしい試合をしていた。私はこれからハードコードの季節に向けて調整していくわ。昨年達成した記録を守っていきたい。」と、これからのシーズンへ向けての抱負を力強く語った。
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