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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、クレー)は大会3日目の25日、男子シングルス1回戦が行われ、今大会通算4度の優勝を誇る第2シードのR・ナダル(スペイン)が、主催者推薦で出場の地元勢G・ミーナ(フランス)を6-2, 6-2, 6-2のストレートで下し、危なげなく2回戦進出を決めた。
昨年の今大会では4回戦でR・ソデルリング(スウェーデン)に敗れ、5連覇を達成できなかったナダルは、18歳のミーナに対し各セット2度ずつのブレークを奪うなど格の違いを見せつけ、2時間23分で初戦突破を決めている。
世界ランク655位のミーナにブレークこそ許さなかったものの、9本ものブレークポイントを握られていたナダルは、「本当に良い練習をしてきているし、3大会で良いプレーもしていた。だけど、ここでの初日は普段よりも少し緊張してしまうんだ。今日のプレーは悪かったけど、問題なく勝てたことが重要なこと。次の試合では、もっと良くなると思うよ。」と試合を振り返った。
さらに続けてナダルは「1回戦はいつも感覚が違うんだ。ここで優勝した4年間でも本当にダメな1回戦だったんだ。そんな風に緊張したから少し驚いたんだ。他の年は十分な練習ができていなかったから、その分だけ緊張していたんだよ。だけど今年は違う。本当に良い練習をしているし、今日はちょっとした事故だと良いね。」と語っている。
2回戦でナダルはH・ゼバロス(アルゼンチン)と対戦する。ゼバロスはM・フィッシャー(オーストリア)を7-6 (8-6), 6-7 (8-10), 1-6, 6-4, 8-6とフルセットの逆転で下し、初戦突破を決めている。
今大会が今季のクレーコート初戦となる第6シードのA・ロディック(アメリカ)は、J・ニエミネン(フィンランド)を6-2, 4-6, 4-6, 7-6 (7-4), 6-3で振り切り、何とか2回戦に駒を進めている。
今大会の前哨戦の1つであるマドリッド・マスターズに出場を予定していたロディックであったが、大会直前に体調を崩してしまっていた。「マドリッドで3日間もベッドの中にいるなんて予定はなかった。あれは酷かったし、僕らがやろうとしていた準備ではないんだ。」とコンディションについて語っている。
この日に登場した上位陣では、第7シードのF・ベルダスコ(スペイン)がI・クニツィン(ロシア)を6-4, 6-2, 6-2で、第9シードのD・フェレール(スペイン)がD・グエス(フランス)を6-1, 6-3, 6-1で下しており、それぞれ2回戦進出を決めている。
この他の試合の結果は以下の通り。
J・C・フェレーロ(スペイン) (16) ○-× P・クエバス(ウルグアイ), 6-4, 6-3, 6-1
R・ジネプリ(アメリカ) ○-× S・クエリー(アメリカ) (18), 4-6, 7-6 (7-3), 6-4, 6-2
J・メルツァー(オーストリア) (22) ○-× D・セラ(イスラエル), 7-5, 6-2, 6-4
G・ゼミヤ(スロバキア) ○-× J・モナコ(アルゼンチン) (26), 7-6 (8-6), 3-6, 7-5, 6-3
L・ヒューイット(オーストラリア) (28) ○-× J・シャーディ(フランス), 7-5, 6-0, 6-4
P・コールシュライバー(ドイツ) (30) ○-× K・ベック(スロバキア), 7-6 (9-7), 6-1, 6-1
T・ガバシュビリ(ロシア) ○-× D・ケレラー(オーストリア), 6-2, 6-2, 6-1
N・マウー(フランス) ○-× M・ズベレフ(ドイツ), 6-1, 6-2, 6-4
A・セッピ(イタリア) ○-× S・ベントゥーラ(スペイン), 7-5, 6-4, 7-5
F・セラ(フランス) ○-× M・ラッセル(アメリカ), 6-4, 6-0, 6-1
P・スタラーチェ(イタリア) ○-× I・マルチェンコ(ウクライナ), 6-7 (5-7), 6-1, 6-3, 6-3
B・カブチッチ(スロベニア) ○-× E・シュワンク(アルゼンチン), 3-6, 6-3, 7-5, 4-0, 途中棄権
P・リバ(スペイン) ○-× M・ジケル(フランス), 6-3, 6-2, 7-6 (7-5)
D・イストミン(ウズベキスタン) ○-× B・ベッカー(ドイツ), 7-5, 7-5, 6-3
今大会の優勝賞金は112万ユーロ。
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