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女子テニスツアーのクレムリン・カップ（ロシア/モスクワ、賞金総額１００万ドル、ハード）は１９日に開幕、シングルス１回戦５試合が行われ、第５シードのＮ・ペトロワ（ロシア）が、同胞のＹ・ブキーナを6-2, 6-0のストレートで下し、順当に２回戦に進出した。

ＵＳオープンジュニアで準優勝し、今大会には主催者推薦で出場を果たした１７歳のブキーナに対し世界ランク１７位のペトロワは、貫禄のプレーを見せつけると、第１セットで２度、第２セットはベーグルで圧倒、試合時間はわずかに４８分だった。

試合後の会見でペトロワは「試合が短すぎたわ。彼女はとても緊張していて、自分のプレーができていなかったわね。」と、１０歳も年下の後輩に対し気遣いを見せていた。

２００６年には今大会で準優勝しているペトロワは、２回戦でＡ・ボンダレンコ（ウクライナ）と対戦する。ボンダレンコは、２００６年チャンピオンのＡ・チャクエタゼ（ロシア）を6-4, 6-3のストレートで下し、初戦突破を決めている。

また、ＭＪ・マルチネス=サンチェス（スペイン）が第７シードのＤ・チブルコワ（スロバキア）を6-2, 6-2のストレートで下し、今大会最初のシードダウンを演出したほか、Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）がＫ・ペルバクを6-3, 4-6, 6-0で、Ｌ・サファロバ（チェコ共和国）がＥ・マカロバ（ロシア）を6-2, 6-2で下し、それぞれ２回戦に進出している。

今大会は来週に予定されている、女子ツアーの最終戦であるソニー・エリクソン・チャンピオンシップの最後の出場権争いの場として用意されていたが、最終戦にすで出場を決めている７人は今大会には出場していない。

今大会の優勝賞金は１５万７４２７ドル。