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男子テニスツアーのマスターズ・シリーズである上海マスターズ(中国/上海、賞金総額525万ドル、ハード)は16日、シングルス準々決勝が行なわれ、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が、第8シードのG・シモン(フランス)を6-3, 2-6, 6-2のフルセットで下し、準決勝進出を果たした。
勝敗がかかった第3セットでは、両者合わせて6度のブレークに成功するなど、玉足が遅いコートの影響か、両者共にサービスキープに苦しんだ。「気が狂いそうだよ。今日はリターンプレイヤーが有利な日だったね。」と、ジョコビッチはこの日のコンディションについて述べている。
第3セット第4ゲームでこのセット2度目のブレークをされてしまったジョコビッチは、ラケットをコートに叩きつけ、その跡をコートに刻みつけると、その後の4ゲームを連取し、2時間24分で勝利を掴み取った。
「ラケットを叩きつけた後は、物事が良い方向に進むのさ。僕の場合はね。」とコメントを残したジョコビッチは、準決勝でN・ダビデンコ(ロシア)と対戦する。第6シードのダビデンコは、第13シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)を6-1, 4-6, 6-1のフルセットで下してのベスト4進出となった。
第1、第3セットでは試合を支配していた世界ランク8位のダビデンコであったが、第2セットでは同16位のシュティエパネックに2度のブレークを許し、フルセットの接戦となってしまった。
試合後の会見でダビデンコは「第2セットでは彼にやられてしまったね。第3セットでは自分のプレーを取り戻して、どんどん良くなっていったし、良く集中していた。それに、彼のベースラインからのミスが再び増えていたね。」と試合を振り返った。
第1シードのR・ナダル(スペイン)は、対戦相手のI・リュビチッチ(クロアチア)が試合途中で棄権したため、ベスト4進出を果たした。
第1セットを失ったナダルは、第2セットを何とか取り戻し1セットオールとすると、第3セットが始まった直後にリュビチッチが右臀部の怪我のために棄権を申し入れ、その時点でゲームセットとなった。最終スコアは3-6, 6-3であった。
準決勝でナダルは、同胞のF・ロペス(スペイン)と決勝進出を争う。ロペスは第9シードのR・ソデルリング(スウェーデン)を7-6 (7-4), 6-3のストレートで下し、マスターズ大会ベスト4の座を掴んだ。世界ランク41位のロペスがツアー大会で4強入りするのは、今大会が今季初めてのこと。
今大会の優勝賞金は61万6500ドル。
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