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男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、賞金総額450万ドル、ハード)は土曜日に準決勝を行い、第8シードのM・チリッチ(クロアチア)が第1シードのR・ナダル(スペイン)を6-1, 6-3で一蹴し、見事、決勝進出を決めた。
チリッチは第1セット、ナダルのサービスを2度ブレークし、あっという間に5-0とリードする。その後、ナダルはようやく1ゲームを奪い返すが、チリッチは強烈なサーブで攻撃を続け、このセットを6-1で奪う。チリッチは第1セットで合計6本のサービスエースを繰り出し、第1サーブの確率は83%に及んだ。
第2セットに入ってもチリッチの勢いは止まらず、第1ゲームと第6ゲームでブレークに成功し、このセットを6-3で奪うと、圧勝で試合に終止符を打った。
試合後、チリッチは「試合開始当初から終了時まで、自分のテニスのレベルが落ちなかった。試合開始前から調子の良さを感じていた。また、必要な場面で攻撃的なプレーができた。今日の試合で功を奏したのは、気持ちで引かず、自分のプレースタイルに固執したこと。」と話した。
一方、惨敗を喫したナダルは「彼(チリッチ)のサーブは信じられないほどすごかった。リターンもとても速く、常にエースを狙ってきていた。最悪だったのは、試合の流れを取り戻すチャンスがあったときにいいプレーができなかったこと。」と肩を落とした。
「6-1, 6-3といったスコアで敗退したということは、試合中に間違った選択を多くしたということ。僕は勝利も敗退も受け入れる性格だけど、6-1, 6-3というスコアでは・・・メンタル面が十分ではなかった。」
チリッチは決勝で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準決勝で第6シードのR・ソデルリング(スウェーデン)を6-3, 6-3で下している。
ジョコビッチは第1セット、4-3とリードした第8ゲームでブレークに成功しさらにリードを広げると、第9ゲームでは3本連続でサービスエースを決め、そのまま同セットを奪う。
第2セットではソデルリングが2-0とリードするが、ジョコビッチがブレークバックに成功し追いつくと、第8ゲームでジョコビッチがこのセット2度目のブレークに成功、ゲームカウント5-3とリードすると、最後はサービスエースを決め、決勝進出を決めた。
試合後、ジョコビッチは「スコア以上に大変な試合だった。彼(ソデルリング)はサーブもストロークも強烈だからね。彼は試合を通じて攻撃的だった。だから僕は我慢して、チャンスを待ったんだ。そのチャンスをうまく生かすことができたよ。」と準決勝を振り返った。
「できるだけボールを返球して、ソデルリングに多くショットを打たせるようにしたんだ。それが功を奏したね。」
チリッチはジョコビッチと過去、3度対戦があり、いずれも敗れている。しかしチリッチは「やるだけやってみるさ。自信はあるよ。」と話している。
今大会の優勝賞金は50万ドル。
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