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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会12日目の11日、男子シングルス準々決勝1試合と女子シングルス準決勝2試合が予定されていたが、雨による影響のため、1試合も行われることなく全試合がキャンセル、翌日に持ち越されることとなった。
この雨による順延の結果、残りの日程は全て1日ずつずれることとなり、男子シングルスの決勝は早くとも来週の月曜日に行われることとなった。雨による日程の変更を余儀なくされたのは、昨年に引き続き2年連続となる。
この日は、男子シングルス準々決勝として第3シードのR・ナダル(スペイン)と第11シードのF・ゴンサレス(チリ)の試合が予定されていた。この試合はすでに途中までが木曜日に行われており、ナダルが第1セットを先取し第2セットタイブレークで3-2とリードした時点で中断となっていた。
また同じく順延となった女子シングルス準決勝では、ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)とK・クレイステルス(ベルギー)の試合と、第9シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)とY・ウィックマイヤー(ベルギー)の試合が予定されていた。
金曜日に行われる予定であったこれらの試合は、全て土曜日に行われることとなったが、現地の天気予報ではこの日も雨になる模様。最新のスケジュールでは、ナダルとゴンサレスの試合が正午に再開され、その試合後にウォズニアキとウィックマイヤーの試合が行われる。セリーナとクレイステルスの試合は、午後8時以降に開始する予定。
仮に女子シングルス準決勝が土曜日に消化できた場合、決勝は日曜日に行われることとなる。大会主催者は、TV放送との兼ね合いを考えつつ日程の詳細を決定する。
もし、ナダルとゴンサレスの準々決勝が土曜日に終了したら、準決勝は必然的に日曜日に行われる。男子シングルス準決勝の組み合わせは、ナダルとゴンサレスの勝者が、第6シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と、第1シードのR・フェデラー(スイス)が第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
その後、男子シングルス決勝は月曜日に行なわれる。昨年の今大会では、男子シングルス決勝が1987年以来、月曜日に行われていた。
会場となるフラッシング・メドウには、6000万ドルの費用を費やして建造されたインドア施設があるが、これは大会期間中に練習コートと使用されるもの。今大会のセンターコートであるアーサー・アッシュ・スタジアムは、屋根を取り付けるための調査が行われていたが屋根はなく、いまだ試合用の設備としてインドアの施設はない。
この他の4大大会では、ウィンブルドンでは今年から可動式の屋根がセンターコートに設置されたが、今年は皮肉にも好天に恵まれ、インドアで行われた試合はわずかに2試合だった。また、全豪オープンでは2つのメインコートにすでに屋根が設置されているほか、もう1つを追加する計画がある。さらに全仏オープンでは、今後数年のうちにセンターコートに屋根を建設する予定である。
延々と振り続ける雨の中、選手達は思い思いの方法でこの日を過ごしていた。ウォズニアキはインドアコートで練習を行い、カフェテリアに立ち寄った後、センターコート内の玄関広場を散歩していた。
プレイヤーズラウンジのソファに体を預け、友人達との会話を楽しんでいたクレイステルスは「これがテニスでこれが人生よ。何も変わらないわ。家で待っているより、ここで待っている方がいいわ。」とコメントしている。
この日の会場では、12時30分にセンターコートで最初の試合が開始される予定だったが、雨は止むことなく降りつづけ、会場のメインスクリーンに「アーサー・アッシュ・スタジアムでの試合開始は1時になりました」と、アナウンスがされた。その直後、スクリーンの横にある小さなボードに「試合開始は2時」と表示された。
大会運営者は、この日センターコートで予定されていた試合を他のコートに移動することで日程を消化する決断を下した。これにより、センターコートで予定されていたナダルとゴンサレス、ウォズニアキとウィックマイヤーの試合会場が変更された。これらの試合は、天候が回復し次第、同時に開始される予定であった。
しかし、その後も天候は回復することなく、女子シングルスに出場予定の選手達は午後5時に試合の中止が伝えられ会場を去ることに。ナダルとゴンサレスに関しては、もう少し長い待機を要求され、結局2人が会場を去ることを許されたのは午後6時のことであった。これは、この日の朝にナダルがホテルを出発してから、7時間後のことだった。
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