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女子テニスツアーのパイロット・ペン・テニス女子(アメリカ/ニュー・ヘイブン、賞金総額60万ドル、ハード)は大会2日目の24日、シングルス1回戦9試合が行われ、第1シードのS・クズネツォワ(ロシア)が鄭潔(中国)を6-1, 6-7 (5-7), 6-4で振り切った他、シード勢が順当に初戦突破を果たした。
USオープンへの最後の調整となる今大会へ、直前に主催者推薦枠を獲得し出場となった世界ランク6位のクズネツォワは、第1セットをあっさり先取し続く第2セットも4-2とリードしそもまま試合を物にするかと思われた。しかし、同22位の鄭潔がそこから3ゲームを連取。その後のタイブレークも制し試合はフルセットへ。
「試合をすんなり終わらせることができなくて、ストレスが溜まったわ。試合感を取り戻すためには、試合をこなす必要がある。肉体的には良い状態でいるから、(USオープン前に)試合数をこなしたい。」と、試合時の胸中を語るクズネツォワ。
リズムを奪われたクズネツォワは第3セットで1-3とリードを許すも、底力を発揮し、そこから3ゲームを連取。最後は鄭潔のサーブをブレークして2回戦進出を決めた。2回戦ではA・クレイバノワ(ロシア)を3-6, 6-1, 6-4の逆転で下した予選勝者のY・ウィックマイヤー(ベルギー)と対戦する。
元世界ランク1位で第8シードのA・モレスモ(フランス)は、日本から唯一出場している杉山愛(日本)を6-4, 6-1と80分のストレートで下した。先週のロジャーズ・カップにウィンブルドン以降、初めて試合に出場したが、初戦でF・スキアボーネ(イタリア)にまさかの敗戦を喫したモレスモ。出だしはサーブが不安定だったが、第2セットでは建て直しに成功し、ストレートで杉山を退けた。
「まだ自分のプレーはできていない。リズムを作るために1セットが必要だった。第2セットではリズムが掴めて、より良いプレーをすることができた。」と、しばらく試合を離れていたことから、試合へのリズム作りを中心に考えていることを語った。2回戦ではA・ボンダレンコ(ウクライナ)と戦う。
その他、第5シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)も予選勝者のR・ビンチ(イタリア)を2-6, 6-2, 7-6 (7-5)の逆転で倒して2回戦進出を決めた。第1セットは自分のプレーができず奪われたラドワンスカだったが、第2セットは本来のプレーを取り戻した。しかし勝敗を決める第3セットでは、両者高い集中力で譲らず、試合はタイブレークへともつれた。
最後は世界ランク12位のラドワンスカが同45位のビンチを力でねじ込め、この日初のシードダウンを免れた。2回戦では、P・シュニーダー(スイス)を6-3, 3-6, 6-3で下したV・ラッツァーノ(フランス)と顔を合わせる。
その他の試合結果は以下の通り。
M・リバリコワ(スロバキア) ○-× F・スキアボーネ, 6-4, 6-4
I・ベネソバ(チェコ共和国) ○-× V・レプシェンコ(アメリカ), 4-6, 6-2, 6-1
E・ヴェスニナ(ロシア) ○-× G・ドゥルコ(アルゼンチン), 7-6 (8-6), 6-2
A・パブリュチェンコワ(ロシア) ○-× E・マカロバ(ロシア), 6-3, 6-3
今大会の優勝賞金は9万8500ドル。
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