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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、賞金総額200万ドル、ハード)は19日、シングルス2回戦が行われ、ノーシードのA・レザイ(フランス)が第1シードのD・サフィーナ(ロシア)を3-6, 6-2, 6-4の逆転で破り、3回戦に進出するという番狂わせが起きた。
今大会では上位8シード選手は1回戦が免除されているため、この日の2回戦が初戦となったサフィーナは、第1セットこそ2度のブレークに成功するなど先取したが、第2セット以降は13度のダブルフォルトを犯すなどリズムを失い、2時間7分で今大会から去ることとなった。
今年の2月以来となる初戦敗退を喫したサフィーナは「脳が問題ね。自分が何をするべきか分かっているけど、もし頭を使わなかったら、コーチに言われていることを実行しているとはいえないわね。自分自身にガッカリしているわ。」とコメントを残した。
第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)は、Y・シュウェドワ(カザフスタン)に6-3, 6-2とストレートで快勝し、順当に3回戦に駒を進めている。シュウェドワにに1本もブレークポイントを与えることなく勝利を収めたセリーナは、3回戦でA・ボンダレンコ(ウクライナ)と対戦する。ボンダレンコはA・クドリャフツェワ(ロシア)を6-3, 6-0で一蹴し、2回戦を勝ち上がっている。
姉であるV・ウィリアムズ(アメリカ)を2回戦で破ったK・ボンダレンコ(ウクライナ)の姉であるアロナとの対戦を前にセリーナは「彼女達は素晴らしい選手よ。ダブルスで好成績を残しているわ。良い試合になるだろうし、対戦するのが楽しみだわ。」とコメントを残した。
今大会で注目を集めている元女王の2人、K・クレイステルス(ベルギー)とM・シャラポワ(ロシア)は共に勝ち上がっており、かつての輝きを取り戻しつつある。
結婚、出産などから2年以上のブランクを経てツアーに復帰したクレイステルスは、第9シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)を7-5, 4-6, 6-1とフルセットで退け、3回戦に進出している。肩の手術から今年6月に復帰を果たしたシャラポワは、S・バンマー(オーストリア)を6-3, 7-6 (7-5)のストレートで退けている。
またこの日は、杉山愛(日本)が3回戦進出を目指し第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)と対戦したものの3-6, 2-6のストレートで敗れ、上位進出は果たせなかった。
この他の試合の結果は以下の通り。
J・ヤンコビッチ(セルビア) (5) ○-× P・シュニーダー(スイス), 7-5, 6-4
V・ズヴォナレーワ(ロシア) (7) ○-× R・ビンチ(イタリア), 6-3, 6-3
鄭潔(中国) ○-× C・ウォズニアキ(デンマーク) (8), 7-5, 6-3
L・サファロバ(チェコ共和国) vs. A・イバノビッチ(セルビア) (11), 3-6, 7-5, 5-2
V・ラッツァーノ(フランス) ○-× F・ペネッタ(イタリア) (12), 6-3, 6-1
A・ラドワンスカ(ポーランド) (14) ○-× A・サバイ(ハンガリー), 6-1, 6-1
A・クレイバノワ(ロシア) ○-× D・チブルコワ(スロバキア) (16), 6-1, 4-6, 7-6 (7-4)
A・ボンダレンコ ○-× A・クドリャフツェワ, 6-3, 6-0
S・ペア(イスラエル) ○-× F・スキアボーネ(イタリア), 7-6 (7-2), 6-4
今大会の優勝賞金は35万ドル。
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