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女子テニスツアーのWSファイナンシャル・グループ・女子オープン(アメリカ/シンシナティ、賞金総額200万ドル、ハード)は10日、シングルス1回戦残り12試合と2回戦3試合が行われ、日本から出場の杉山愛(日本)と予選を勝ち上がった森田あゆみ(日本)がともに1回戦で敗れ、上位進出とは行かなかった。
両者ともシード選手との対戦となったこの日の試合では、杉山は第13シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)に2-6, 1-6で、森田は第14シードのF・ペネッタ(イタリア)に2-6, 3-6といずれもストレートで敗退し、力の差を見せつけられた。
杉山は先週ロサンゼルスで行われたLA女子テニス選手権の2回戦でもラドワンスカと対戦しており、その時も全く同じスコアーで敗れており、そのリベンジを果たすことはできず、わずか57分で敗れ去った。
ペネッタはそのLA女子テニス選手権でN・ペトロワ(ロシア)、V・ズヴォナレーワ(ロシア)、M・シャラポワ(ロシア)を破り決勝へ進み、決勝戦でもS・ストザー(オーストラリア)をストレートで下して優勝し、その前に出場した地元イタリアのパレルモ国際に続いて2大会連続優勝を果たすなど好調を維持していた。この日も7本のサービスエースをたたき出すなど森田を圧倒。森田も57分で敗退する結果となってしまった。
ラドワンスカは鄭潔(中国)を6-2, 4-6, 6-2で下したS・バンマー(オーストリア)と、ペネッタはラドワンスカ姉妹の妹で予選勝者のU・ラドワンスカ(ポーランド)を7-5, 7-5で倒したA・サバイ(ハンガリー)と2回戦を行う。
今大会は上位8シード選手が1回戦を免除されて2回戦からの登場。この日は2回戦3試合も行われ、上位シード勢も登場し順当に3回戦進出を決めた。
第1シードのD・サフィーナ(ロシア)はR・ビンチ(イタリア)を2-6, 7-5, 6-4の逆転で、第3シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)は予選を勝ち上がったO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)を6-2, 6-2のストレートで、第6シードのS・クズネツォワ(ロシア)はL・サファロバ(チェコ共和国)を6-3, 6-7 (2-7), 7-6 (7-4)の接戦で退けての勝利だった。
サフィーナは先週のLA女子テニス選手権大会期間中に、ココナッツを開けようとして手が滑り、ナイフで左手を切ってしまうアクシデントに見舞われていた。そのため同大会ではまさかの3回戦敗退を喫していた。この日も第1セット途中から第2セットにかけて、ビンチに9ゲーム連取されるなど、試合の主導権をなかなか握れなかった。
「ココナッツを開けようとしたら手が滑ってナイフを左手に刺してしまったの。傷は深くて大会前日までバックハンドが全く打てなかったの。でも幸いなことに傷は腱には達していなくて、徐々に良くなっているわ。」とサフィーナは、大会の欠場さえありえる怪我を負っていたことを明かした。
サフィーナはV・ドゥシェヴィナ(ロシア)を6-4, 3-6, 6-3で下したMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)と、第15シードのD・チブルコワ(スロバキア)を6-2, 6-1で一蹴したS・ポン(中国)の勝者と、ウィリアムズはペネッタとサバイの勝者と、クズネツォワはK・クレイステルス(ベルギー)とP・シュニーダー(スイス)の勝者とベスト8入りを懸けて戦う。
その他の1回戦の試合結果は以下の通り。
A・ボンダレンコ(ウクライナ) ○-× N・ペトロワ (10), 6-2, 6-3
Y・ウィックマイヤー(ベルギー) ○-× F・スキアボーネ(イタリア), 6-3, 6-4
M・キリレンコ(ロシア) ○-× Y・シュウェドワ(カザフスタン), 6-4, 6-1
S・シルステア(ルーマニア) ○-× M・ショーネシー(アメリカ), 7-5, 7-5
D・ハンチュコバ(スロバキア) ○-× S・エラーニ(イタリア), 3-6, 6-3, 6-1
A・クレイバノワ(ロシア) ○-× A・レザイ(フランス), 6-3, 6-3
またこの日、ダブルスの1回戦に同胞のウィックマイヤーと組んで主催者推薦で登場したクレイステルスだったが、同じく主催者推薦で出場のM・オーディン(アメリカ)/S・ペリー(アメリカ)組に3-6, 6-3, [8-10]で敗れ、2回戦で第2シードの杉山/ハンチュコバ組との対戦は実現しなかった。
今大会の優勝賞金は35万ドル。
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