男子テニスツアーのインディアナポリス・テニス選手権(アメリカ/インディアナポリス、賞金総額60万ドル、ハード)は25日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのS・クエリー(アメリカ)が、F・ダンチェビッチ(カナダ)を6-4, 6-4のストレートで退け、今大会では初となる決勝進出を果たした。
世界ランク37位のクエリーは、今月初めに行われたニューポート大会でも決勝に進出していたものの、そのときは準優勝に終わっていた。「ここ2、3週間は良い感じに過ごせているね。今回こそ勝てるといいね。」とクエリー。
ベスト4に進出した選手のなかで、唯一のシード選手だったクエリーは、決勝で同胞のR・ジネプリ(アメリカ)と対戦する。2005年の今大会覇者であるジネプリは、J・アイズナー(アメリカ)とのアメリカ勢対決を6-4, 6-3で制し、決勝への切符を手に入れた。
昨年のラスベガス大会以来の優勝を目指すクエリーは「ロビーはバックハンドが好きで、長いラリーを展開してきてハードワークを相手にさせるんだ。タフな試合になると思うよ。」とジネプリについて語った。
一方、4年前もノーシードからタイトルを獲得した世界ランク95位のジネプリは「彼は良いサーブを持っているし、強力なフォアハンドも打てる。僕は自分のプレーに集中しなくちゃいけないだろう。面白い試合になると思うよ。」と親友との対戦にむけて、やる気は充分。
クエリーとジネプリは、これまでにツアーでの対戦はなく、今回が初顔合わせとなっている。
今大会の優勝賞金は7万1700ドル。
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