男子テニスツアーのインディアナポリス・テニス選手権(アメリカ/インディアナポリス、賞金総額60万ドル、ハード)は24日、シングルス準々決勝が行なわれ、ノーシードのF・ダンチェビッチ(カナダ)が、第1シードのD・ツルスノフ(ロシア)を3-6, 7-6 (7-5), 6-2の逆転で破り、ベスト4に進出した。
キャリア初のツアータイトル獲得を目指すツルスノフは、第3シードのS・クエリー(アメリカ)と準決勝で対戦する。またダンチェビッチは、2回戦では第5シードのB・ベッカー(ドイツ)から勝利を収めていた。
試合後の会見でダンチェビッチは「1回戦から良いプレーが出来ているね。ドミトリーに対して堅実なプレーが展開できて、勝ててとても嬉しいよ。」と勝利の喜びを話している。
A・ロディック(アメリカ)が欠場したために、今大会の第1シードとなっていた世界ランク27位のツルスノフは、2007年の今大会決勝ではダンチェビッチに勝利してタイトルを獲得しており、また昨年大会では準優勝に輝いていた。
早くも大会を後にすることになったツルスノフは「第2セットから僕のサーブに彼があってきたんだ。第2セットのタイブレークでチャンスがあったけど、活かせなかった。」と肩を落とした。
クエリーは第7シードのM・ジケル(フランス)を6-4, 7-5で下し、ベスト4入りを決めている。クエリーは今回で、3年連続での今大会ベスト4進出となるが、これまでに決勝に進出したことはない。
3度目の正直を狙うクエリーは「チャンスはあるし、良いプレーも出来ている。だけど、これからは間違いなくタフになるだろうね。フランクは素晴らしいプレーをしているし、これまでで一番大変な試合になるだろう。」と準決勝への意気込みを語った。
この他の試合では、R・ジネプリ(アメリカ)がA・ボゴモロフJR(アメリカ)との地元勢対決を7-5,
6-1で制したほか、J・アイズナー(アメリカ)がW・オディスニク(アメリカ)に7-5, 6-7 (2-7), 7-5で勝利、それぞれ準決勝に進出している。
今大会の優勝賞金は7万1700ドル。
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