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M・ラシェール・ダ・ブリート(ポルトガル)やV・アザレンカ(ベラルーシ)による試合中のグランティング(うなり声)が話題となる中、ベテランのD・ハンチュコバ(スロバキア)やそのダブルスパートナーである杉山愛(日本)はグランティングに反対している。
ツアーには長くいるものの、まだ26歳のハンチュコバは、現在開催中のウィンブルドンの3回戦で杉山愛と対戦、6-4, 6-3で下した。その際にのどを痛めていたハンチュコバは、試合中にグランティングを出そうとしても出なかったとして次のように述べている。
「この声では、グランティングをしようとしても出来なかったと思う。でも私や杉山のようなより年齢の高い世代は、プレーをする際にはフェアプレーをするように教えられてきた。対戦相手や試合を妨害するために余分な音を立てるのは好ましいことではない。」とハンチュコバ。
一方、グランドスラムのダブルスで3度優勝し、グランドスラムで61大会連続出場を果たしているベテランの杉山も、多少の声はいいものの、これまでわざとうなり声をあげる選手も多くいたと話している。
「何人かの選手はうなり声が大きすぎる。ボールを打つ瞬間にグランティングするのは理解できるけど、対戦相手がボールを打つ瞬間にはやめているべき。それはやりすぎね。」
また杉山はグランティングはエネルギーの無駄でもあると話している。
「私にとってグランティングするのは余分なエネルギーを要する。私はできることならやりたくない。もし対戦相手を妨害するためにうなるのであれば、それはフェアではない。」
そんなフェアな精神の持ち主同志だからこそ、ハンチュコバと杉山は長きにわたってダブルスを組み続けているのであろう。
ハンチュコバは杉山との試合後、杉山を気遣うフェアプレーの精神をみせている。
「試合後、彼女(杉山)に謝ったの。彼女と対戦するのはいい気分ではない。彼女は大親友の1人だから。これまで一緒にすばらしい成績を残してきた。彼女は素晴らしい人よ。」
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